(株)富士通ラーニングメディアは10日、児童向けに漢字を読み仮名(ひらがな)で表記するインターネットブラウザー「ひらがな・なびぃ」の無償ダウンロード提供を同日付けで開始した。
ひらがな・なびぃは、ウェブサイト上の漢字をひらがなに変換して表示できるウェブブラウザー。同社はひらがな・なびぃを2000年より全国の小学校向けに開発・提供していたが、今回社会貢献活動の一環として、家庭でも利用できるように同社ウェブサイトからの無償ダウンロードサービスを開始したという。なお、ダウンロード時にはユーザー登録が必要。
文部科学省の「学年別漢字配当表」を元に、学年単位(小学1~6年・中学生・高校生)で学習する漢字をひらがなに変換できる。ひらがなの表示方法は、「ひらがなのみ」「わかちがき」「かっこ」「ふりがな」「ふきだし」の5種類を用意する。Unicodeで記述されたページのひらがな変換には対応していない。また、日本語を学習中の外国人向けに、「日本語能力試験」の級別で漢字・ひらがな・カタカナを含むページ全体をローマ字で表示することも可能。さらに、インターネット上の有害情報をURLや単語レベルで遮断するウェブフィルタリング機能も備えている。
なお、IEベースのブラウザーであるため、利用するにはIE 5.5(SP2)/6/7のいずれかがインストールされている必要がなる。対応OSはWindows 2000/XP(Windows Vistaは未対応)。