ニフティ(株)は28日、高速モバイル・インターネット接続サービス「@nifty Mobile BB」(関連記事)を、同日付けで下り最大7.2Mbpsの通信速度に対応させた。また、これに伴って月額利用料の値下げも行なった。
@nifty Mobile BBは、(株)イー・モバイルの高速データ通信回線(HSDPA)を利用したパソコン接続向けのモバイル・インターネット接続サービスで、データ通信端末はレンタルで提供されている。今回の7.2Mbps対応に伴い、新たな端末「D02HW」と「D02NE」が用意される。D02HWは、WindowsとMac OS Xで利用できるUSB 1.1/2.0対応タイプ(Hi-Speed非対応)。対応OSはWindows Vista(32bit版)/XP SP2以降/2000(SP4以降)、Mac OS X 10.3.7~10.4.10。D02NEは、従来提供されていたPCカードタイプ「D01NE」の後継機種(TypeII準拠)で、対応OSはWindows Vista(32bit版)/XP SP2以降/2000(SP4以降)。なお、D01NEは同日付けで新規受け付け終了となる。このほか、電波状況や接続時間を確認できるWindows用接続クライアントソフト「@niftyコネクトforモバイル 2.0」も、同サービスに対応する。
@nifty Mobile BBの利用料金は、月額利用料が5712円(端末レンタル料735円を含む)で、従来の6121.5円から409.5円の値下げとなる。初期費用は2835円。なお、3月末までに同サービスを申し込んだユーザーを対象に、登録手数料2835円および利用開始月の月額費用5712円を無料にするキャンペーンを実施する。
また、すでに3.6Mbpsサービスを利用しているユーザー向けには、D01NE端末レンタル料を3月利用分より525円に値下げする。同社は、3.6Mbpsタイプから7.2Mbpsタイプの端末への機種変更の準備もすすめており、4月頃にユーザー向けにアナウンスを行なうとしている。