米NVIDIAは現地時間の11日、スペイン・バルセロナで開催している携帯電話事業の展示会「Mobile World Congress 2008」にて、720p(1280x720ドット)のHD動画再生や3Dグラフィックス表示を実現するWindows Mobile向けのアプリケーションプロセッサー(システムオンチップ、SoC)「APX 2500」を発表した。同日よりサンプル出荷を開始し、第2四半期末までに量産を開始する予定。
APX 2500は動画再生やウェブ閲覧、3Dグラフィックス表示などに必要な機能を1チップに統合したSoC。3DグラフィックスAPI「OpenGL ES 2.0」とDirect 3D Mobileに完全な互換性を有した超低消費電力のGeForceコアを搭載しているという。
1200万画素まで対応するカメラ用のセンサーをサポートしている。また、パワーマネージメント技術「nPowerテクノロジー」が採用されており、タッチパネルに対応した最新の端末と比較して約4倍以上の長時間の音楽再生が可能という。