本隊進出のための橋頭堡を確保せよ!
第2次攻撃で敵勢力に打撃を与えたところで、味方部隊の増援を実施する。具体的には輸送ヘリCH-47Jからのスリング降下を行ない、すでに展開している先遣偵察隊に合流する、というものだ。これにより敵勢力に対して圧力を強化し、本隊進出のためのエリアを確保することになる。
CH-47Jからスリング降下を行う隊員
話は変わるが、このころになると我々取材班と冬将軍との戦いはピークを迎えていた。ベンジンカイロや使い捨てカイロを各々持参していたが、あまりの寒気と強風にベンジン系の触媒型カイロは自然消火する始末。取材エリアでも「消えちまった!」という悲痛な声を上げているカメラマンが見受けられた。かくいう筆者も持参したのだが、やはり冬将軍の魔の手を逃れることは出来なかった。対して使い捨てカイロはこの強烈な寒気にも耐え、我々の体を温めてくれた。いやいやありがたい限りである。
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