台湾ASUSTeK Computer社は23日、未発表のグラフィックスチップ(GPU)「Radeon HD 3870 X2」を搭載するハイエンドグラフィックスカード「EAH3870X2/G/HTDI/1G」と、同日発表された「Radeon HD 3650」「同3450」(関連記事)を搭載するグラフィックスカード「EAH3650 TOP/HTDI/256M」「EAH3650/HTDI/256M」「EAH3450/HTP/256M」の計4製品を発表した。価格はいずれもオープンプライス。
「EAH3870X2/G/HTDI/1G」は、米AMDの未発表GPU「Radeon HD 3870 X2」を採用したグラフィックスカード。複数のグラフィックスカードを対応マザーボード上に装着してグラフィック性能を高めるマルチGPU機能「CrossFireX」に対応し、同カードを2枚装着することで、4GPU構成を実現できる。予想実売価格は6万7000円前後。
「EAH3650/HTDI/256M」は、Radeon HD 3650を搭載するグラフィックスカード。もうひとつの「EAH3650 TOP/HTDI/256M」は、3650のコアクロックとメモリークロックを同社が独自にオーバークロックさせた上位機種となっている。
「EAH3450/HTP/256M」はRadeon HD 3450を搭載する。ヒートシンク搭載のファンレスタイプとなっている。
4製品はいずれも、ASUSTeK独自の画質向上機能「Splendid」と、CrossFireに対応する。またアプリケーションソフトとして、グラフィックスカードのオーバークロックやファン制御を行なえる「SmartDoctor」が付属する。
主な仕様は以下のとおり。
- EAH3870X2/G/HTDI/1G
- GPU:Radeon HD 3870 X2|
ビデオメモリー:GDDR3 1GB|
コアクロック:825MHz|
メモリークロック:1.8GHz|
メモリーバンド幅:256bit|
インターフェース:DVI-I×2(HDCP対応、HDMI変換コネクターとD-Sub15ピン変換コネクター付属、DVIは以下同様)、Sビデオ端子(コンポジットビデオ/コンポーネント端子への変換ケーブル付属、以下同様)|
必要拡張スロット:PCI Express x16×1(2スロット使用)
予想実売価格:6万7000円前後
発売時期:2月上旬
- EAH3650 TOP/HTDI/256M
- GPU:Radeon HD 3650|
ビデオメモリー:GDDR3 256MB|
コアクロック:800MHz|
メモリークロック:1.8GHz|
メモリーバンド幅:128bit
インターフェース:DVI-I×2、Sビデオ端子|
必要拡張スロット:PCI Express x16×1(2.0対応、2スロット使用)
予想実売価格:1万5000円前後
発売時期:2月上旬
- EAH3650/HTDI/256M
- GPU:Radeon HD 3650|
コアクロック:725MHz|
メモリークロック:1.6GHz(このほかの仕様はEAH3650 TOP/HTDI/256Mと同等)
予想実売価格:1万4000円前後
発売時期:2月上旬
- EAH3450/HTP/256M
- GPU:Radeon HD 3450|
ビデオメモリー:GDDR3 256MB|
コアクロック:600MHz|
メモリークロック:1GHz|
メモリーバンド幅:64bit
インターフェース:DVI-I、D-Sub15ピン、Sビデオ端子|
必要拡張スロット:PCI Express x16×1(2.0対応)
予想実売価格:1万円前後
発売時期:2月上旬