(株)ウィルコムは21日、2008年春モデルとして新音声端末3機種と、データカード端末1機種を発表した(関連記事)。いずれの音声端末もハイエンド端末ではなく、2台目需要を狙って機能を絞って特化させるなど、手堅いコンセプトとなっている。
発表会場に隣接する展示スペースには、すでに発売している製品も含めて全8機種が展示されていた。今回は、実機のフォトレポートをお届けする。
HONEY BEE(WX331K)
京セラ(株)製の「HONEY BEE」(WX331K)は、ブルーやイエローなどポップな5色をカラーバリエーションとして用意する若者向けのPHS音声端末。端末の発売と同時に開始されるデコラティブメール(HTMLメール)に対応し、デザインに凝った個性的なメールが送受信できる。薄さ9.9mmとスリムな代わりにカメラ機能が非搭載となるなど、主にメールに特化したモデルと言える。
デザイン重視の端末ながら発信キーが独特の形状なのと、数字が立体的になっているので、意外にもキーは押しやすい。数字はキーにもプリントしてあり、バックライトも鮮やかなので、キーを押す際の視認性もよかった。
WX330K
HONEY BEEと同じく京セラ製となる「WX330K」は、30代以上の大人に似合うシックなデザインと3タイプのカラーバリエーションを用意。これまでの「京ぽん」シリーズと異なり、アンテナ内蔵でスッキリしたフォルムで、イイ意味でPHSっぽくない質感を持つ。カメラ機能としては有効130万画素CMOSセンサーを搭載し、1台目の端末としても十分利用できる。また、本端末もデコラティブメールに対応する。