シャープ(株)は21日、電子辞書「Papyrus」(パピルス)シリーズの新製品として、液晶ディスプレーと手書きパッドの両方にバックライトを埋め込んだ「Wバックライト」を採用する2製品を発表した。新製品は、生活総合コンテンツを収録した「PW-AT770」と、高校生の学習に必要とされるコンテンツを収録した「PW-GT570」となる。
カラーバリエーションとして、PW-AT770は「シルバー」「ブラック」「レッド」の3色、PW-GT570は「ホワイト」「ピンク」「ブルー」の3色をそれぞれ用意する。価格はオープンプライス。予想実売価格はPW-AT770が3万5000円前後、PW-GT570は3万7000円前後。PW-AT770は今月26日にシルバーから順次発売し、PW-GT570は2月9日に全色発売する。
両製品ともに、Wバックライトを採用した5.5インチ液晶ディスプレー(480×320ドット)は、同社の従来製品「PW-AT760」(関連記事)と比較して約2倍の解像度となっており、最大で1200文字を一覧表示することが可能だ。また手書きパッドは、日本語/英語/中国語のほかに、新たに韓国語に対応した。手書きパッドで入力した文字に対しての候補が表示されるので、簡単に目的の単語を検索できるようになっている。
PW-AT770に収録されているコンテンツは全100種類で、クラシック音楽や鳥の鳴き声など約470の音声コンテンツを収録している国語辞典「スーパー大辞林3.0」や、海外旅行やビジネスに役立つ手書き認識に対応した「デイリー日中英・中日英辞典」などを収録している。
PW-GT570には72コンテンツ収録されており、2冊の英和辞典「ジーニアス英和辞典 第4版」「ベーシックジーニアス英和辞典」や、日本史や世界史といったコンテンツを5教科9科目収録している。
電源は単4電池2本で、駆動時間は約120時間。本体サイズは、幅146×奥行き105.3×高さ21.2(最薄部17.5)mm、重量は約290g(電池とタッチペン含む)。