WirelessHDコンソーシアムは7日、世界的に免許が不要な60GHz帯を無線利用して、非圧縮のハイビジョン映像を転送する高速無線伝送規格「WirelessHD 1.0」を策定したと発表した。
WirelessHDコンソーシアムは、インテル(株)、韓国LG電子、松下電器産業(株)、日本電気(株)、韓国サムスン電子、米SiBEAM、ソニー(株)、(株)東芝が参加している団体。現時点で約40社の企業がWirelessHD 1.0のサポートを表明している。WirelessHD 1.0は、ミリ波を利用したコンシューマー製品初の実用化を目指しており、デジタルテレビやカムコーダー、ゲーム機やそのほかの周辺機器などに利用することが可能という。
また同コンソーシアムでは、測定器メーカーからの支援を受け、WirelessHD 1.0規格の準拠を検証するための、コンプライアンス・プログラムとテスト仕様書の策定しているほか、ロゴマークの作成と、ロゴライセンスについての規定も検討している。