米エヌビディア社(以下NVIDIA)は19日(現地時間)、ノートパソコン向けのハイエンドグラフィックスチップ(GPU)「GeForce 8800M GTX」「GeForce 8800M GTS」を発表した。搭載製品は近日中に出荷の予定。
GeForce 8800Mシリーズは、同社のDirectX 10対応ノート向けGPUのラインナップの最上位に当たるGPUである。DirectX 10とShader Model 4.0に対応する。なお、DirectX 10.1には対応していない。
最上位製品のGeForce 8800M GTXは96個の演算ユニット(Shader Processors)を、GeForce 8800M GTSは64個のShader Processorsを内蔵している。コアクロックはいずれも500MHz、Shader Processorsのクロックは1250MHz。最大512MBのGDDR3メモリーを接続でき、メモリークロックは800MHz。スペック的には、GeForce 8800M GTXがデスクトップ向けのGeForce 8800 GTSに非常に近い。メモリーバンド幅は256bitで、デスクトップ向けのGeForce 8800 GTと同等となっている。複数のGPUをシステム上に接続してパフォーマンスを向上させる「SLI」にも対応する。
内蔵するビデオ再生支援機能「PureVideo HD」は、GeForce 8800 GTと同じ第2世代のユニット(VP2)を搭載。HD動画再生時のCPU負荷をより軽減している。