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ブロケードが新しいデータセンターアーキテクチャ「DCF」を発表

2007年10月23日 22時14分更新

文● アスキービジネス編集部

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ブロケードは10月24日、データセンターの効率性や信頼性、適応性を高めるためのデータセンターアーキテクチャ「Brocade Data Center Fabric」を発表した。今後同社が発表する製品はこのアーキテクチャに則ったものになる。


データセンターの最適化を図る新アーキテクチャ


 会見に登壇した米ブロケード ヴァイスプレジデント兼CTOのダン・クレイン氏は「今後、10年間データセンターの形は変化し続ける。ブロケードのテクノロジーはその中心に存在し続ける」と語った。

米ブロケード ヴァイスプレジデント兼CTO ダン・クレイン氏

米ブロケード ヴァイスプレジデント兼CTO ダン・クレイン氏

 今回発表された「Brocade Data Center Fabric」(以下、DCF)は、データセンターの集約やサーバの統合・仮想化といった流れの中で、データセンター全体の最適化を図るための製品。ストレージネットワークやサーバ間クラスタリングを単一のアーキテクチャに組み込むことで、接続性の簡素化とコストの削減を行なう。

 同社では、10月15日に発表された8Gbpsに対応したダイレクタ「Brocade 48000」を皮切りに、今後6カ月の間にDCFを実現するための製品を発表していくとした。

 また、このアーキテクチャの中核に位置付けられるのが、2008年上半期に提供予定の「Brocade DCXバックボーン」と呼ばれるスイッチ製品。この製品は従来のファイバーチャネルに加え、iSCSIやFibre Channel over Ethernetなどのネットワークプロトコルに対応し、さまざまなプロトコルが用いられるサーバやストレージをシームレスに接続することを可能にしている。

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