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A4カラーレーザープリンター

レビュー:HL-4040CN

2007年10月15日 07時11分更新

文● 柴田文彦

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スモールオフィスにこれ1台、低価格で高速なスグレモノ


HL-4040CN 【SPEC】
開発/販売元●ブラザー工業(株) 価格●オープンプライス(実売6万円前後)
http://www.brother.co.jp/

印刷解像度●2400×600dpi インターフェース●USB 2.0、1000Base-TX 対応システム●OS X 10.2.4以上 対応機種●PowerPC G4以上、またはインテルCPUを搭載したMac 本体サイズ●幅423×高さ319×奥行き474mm 重さ●28.8kg

【COMMENT】
カラー写真画質はイマイチだが、6万円前後でこれだけの印刷速度を実現したのはお見事。メーカーの努力が垣間見える製品だ。


 最大印刷解像度2400×600dpiの「HL-4040CN」は、1パス(用紙が1回通過)で4色のカラーを印刷する「タンデムエンジン方式」を搭載したA4カラーレーザープリンターだ。これにより、モノクロ/カラーの印刷速度はいずれも20枚/分を実現する。

 給紙は、底面にあるカセット式トレーに最大250枚、フロントパネルを開くと現れる手差し式トレーに最大50枚の普通紙をセットできる。

HL-4040CN

給紙トレーは、カセット/手差し式の2つを用意。双方とも、はがきからレターサイズまで各種用紙に対応する

手差し式トレーは幅70〜216mm、長さ116〜406mmの範囲なら、自由に用紙サイズを設定可能。さまざまな用途に使える仕様となっている。また、トナーの交換方法は前面から引き出す「フロントオペレーション」を採用する。

HL-4040CN

トナーやドラムの交換は、前面のフロントパネルを開きプリントユニット全体を引き出して作業する

上部の作業スペースが少なくて済むため、ラックに収納したり、高い場所に置いたりと、設置の自由度が高い。

 本体左側には、操作パネルとUSBポートを用意。

HL-4040CN

操作パネルはシンプルな設計で、(1)液晶パネル、(2)メニュー操作ボタン、(3)再印刷ボタン、(4)ダイレクト印刷ボタン、(5)印刷実行/一時停止ボタン、(6)印刷停止ボタン、(7)USBポート──という設計。ボタンは大きく押しやすい。USBポートにPictBridge対応のデジカメを接続すれば、写真を直接プリントできる

液晶モニターのメイン画面では、トナー残量をひと目で確認できる。デジカメやUSBメモリーを直接ポートに接続して印刷可能な「USBダイレクトプリント」は、JPEG/TIFF/PDF形式のファイルに対応している。

 高速・コンパクト・お手ごろ価格と三拍子揃っており、SOHOにピッタリの製品と言えるだろう。


(次ページに続く)

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