(株)ゼンリンは9日、地図ソフト「ゼンリン電子地図帳Z」シリーズの最新版として、検索スピードを高速化させた「ゼンリン電子地図帳Zi10(ジーテン)」を11月8日に発売すると発表した。
ラインナップはガイドブック付き全国版「ゼンリン電子地図帳Zi10 DVD全国版 ガイドブック付き」、ガイドブックを省略した「ゼンリン電子地図帳Zi10 全国版」、関東・東海・関西版「ゼンリン電子地図帳Zi10 DVD関東・東海・関西版」、東日本版「ゼンリン電子地図帳Zi10 東日本版」、西日本版「ゼンリン電子地図帳Zi10 西日本版」の5製品。価格はガイドブック付き全国版が1万6275円、全国版は1万4700円で、そのほかの地域版は各8400円。
収録されている地図データは、2007年4月までに実施された市町村合併情報を反映した地図データとなっている。従来の地図表示・検索機能に加えて、検索エンジンに(株)日立製作所のリレーショナルデータベース「組み込みデータベースEntier(エンティア)」を採用することで、検索速度が向上したほか、複数キーワードでの絞り込み検索や、検索において大文字・小文字といった“表記のゆれ”などに対応した。また、地図上のスクロールと1000分の1までのズームアップが可能なズームアップ機能にも対応。地図上にユーザーが設定した文字や図形などをレイヤーで管理できる「オーバーレイヤ機能」のレイヤー作成上限数は最大100点まで可能になった(従来は50点)。
対応OSはWindows Vista/XP SP2/2000 Professional(SP4)。インストール時に最低1.3GB以上のHDD空き容量が必要。