日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は、x86サーバ「HP ProLiant」シリーズの新製品「HP ProLiant DL180」を発表した。出荷開始は8月中旬から。
開発コストを抑え低価格を実現したエントリモデル
「HP ProLiant DL180」は、2Uサイズのラックマウント型サーバ。デュアルコア Xeon 5110(1.60GHz)またはクアッドコア Xeon E5335(2GHz)を最大2基搭載可能で、サーバの基本機能に特化することで開発コストを抑えたエントリモデルとなる。
3.5インチHDDを最大8基搭載でき、SAS(シリアル・アタッチドSCSI)の場合で最大2.4TB、SATA(シリアルATA)の場合は最大6TBまで対応する。また、RAIDコントローラを標準搭載し、サーバの遠隔管理機能「Lights-Out100」に対応するなど、管理機能を充実させている。
最小構成時の価格は、19万8450円から。
日本HPでは本製品を、画像アーカイブやファイル共有などの大容量内蔵ディスクを必要とする企業に対して売り込む方針。同社では、本製品を「ラックマウント型サーバ販売戦略における重要なキーとなる新製品」と位置付け、HP ProLiantの製品ポートフォリオをさらに強化するとしている。