(株)エヌ・ティ・ティ・ドコモは11日、今年60歳前後となる“団塊の世代”が定年退職を迎えるにあたり、また2006年の日本人全体の海外渡航者数は1753万人(法務省調べ)と過去最高に迫る勢いという実態を受け、海外でも利用できる携帯電話機がどの程度浸透しているかについて、この1年間で海外渡航した1236名にアンケートを実施したと発表した。調査期間は6月7日~8日の2日間。
アンケート結果では、まず“直近の海外旅行に行った時に、海外でも利用できる携帯電話機を持っていったか”を聞いたところ、60代以上の高齢者層では去年は8%だったのに対して、今年は27.4%と3倍以上に増加となった。“海外でも使える携帯電話機を持っているか”については、全体平均が32.6%となっているのに対し、60代以上は27.7%と全体平均に匹敵しているという結果となっている。
また60代以上を対象に、“買い換えるとき、海外で使えるものかどうかは選ぶ際の基準になるか”について聞いたアンケートでは、約73.8%が海外で使える携帯電話機にしたいという結果になった。