Windows XP SP2のファイアウォール機能や一般的なセキュリティーソフトは、パソコンの外部から内部への通信のみを監視しているが、Windwos Vistaのファイアウォール機能は、内部から外部へ出ていく通信も監視できるようになった。
この機能はWindows Vistaの全エディション(Home Basic、Home Premium、Business、Enterprise、Ultimate)でお使いいただけます。
Windows Vistaには、XPと同様の“Windows ファイアウォール”機能に加えて、“セキュリティが強化された Windows ファイアウォール”という新しいファイアウォール機能を搭載している。これは内部から外部への通信を監視し、必要ならブロックする機能を持つ。ウイルスやマルウェアなどの感染で無差別にファイルを送信したり、スパイウェアなどからの情報漏洩を防止するのに役立つ。
この機能では、有効になっているネットワークの種別(たとえばTCPやUDP)や状況に応じてブロックの有無を指定でき、特定のプロトコルやポートだけを遮断するといった柔軟な設定も可能だ。コントロールパネルの“管理ツール”から“セキュリティが強化された Windows ファイアウォール”を選択すると設定画面が開く。設定の作り方は以下のとおり。ネットワークに関する知識は多少必要だが、ウィザード形式で簡単に作成できる。
この連載の記事
-
最終回
PC
次世代Windows「Windows 7」は早ければ09年末に登場 -
第99回
PC
8GB以上のメモリーを認識できる64bit Vista -
第98回
PC
Vista Ultimateのみの特典プログラムが用意 -
第97回
PC
Vista SP1ではデスクトップ検索が自由に選べる -
第96回
PC
効果が薄かったReadyBoostが改善された -
第95回
PC
SP1ではIEEE 802.11nなど新ハード・技術をサポート -
第94回
PC
SP1でユーザーアカウント制御(UAC)が改良された -
第93回
PC
リモートデスクトップ接続が高速化された -
第92回
PC
Vista SP1でファイル/フォルダコピーが高速になった -
第91回
PC
暗号化ファイルもバックアップできるように -
第90回
PC
ドライブを指定できるようになったデフラグ - この連載の一覧へ