スクウェア・エニックスから、“ファイナルファンタジー”(以後FF)の召喚獣をフィギュアにした「ファイナルファンタジー マスタークリーチャーズ」の第2弾が発売になった。今回店頭に並んだのは5種類となっており、窓が大きいパッケージなのでじっくりとアイテムを確認できる。
今回フィギュア化されたのは全て召喚獣となっており、「用心棒」「背徳の皇帝 マティウス」「オーディン」「ディアボロス」「ナイツ・オブ・ラウンド」の5体。登場したゲーム本編のシリーズはバラバラだが、それぞれインパクトのあるキャラクター達だ。全ての原型と総監修は第1弾同様に竹谷隆之氏が担当している。店頭での販売価格は、大型の「ナイツ・オブ・ラウンド」が3300円程度、中型の「用心棒」が3000円程度、その他が2800円程度だ。
どのフィギュアも魅力があるのだが、筆者としては自分の好きな召喚獣である「オーディン」と「ナイツ・オブ・ラウンド」を特に注目してみた。まず「オーディン」だが、特徴の1つである愛馬スレイプニルについてみてみると、神話上では8足となっているがFFでは6足で描かれており、当然このフィギュアでも6足のスレイプニルとなっている。2足の後ろ足でしっかりと立ち、4足の前足を高く上げ、オーディンが手に持った斬鉄剣で敵を切り裂くため今にも走り出そうとする勢いが感じ取れる。このまま、前に立っていたら真っ二つにされ、モンスターのように即死しそうだ。
そして「ナイツ・オブ・ラウンド」、こちらはイギリスの物語である「アーサー王と円卓の騎士」を表した召喚獣だ。中心にいるアーサー王と周囲を守る騎士達、まさに中世騎士物語の浪漫溢れる構図でアーサー王という題材を美しく表現している。FFを知らない人にも「アーサー王のフィギュアだよ」といえば、直ぐにわかってもらえるだろう。さすがに騎士達は12体という数が作り込まれているために、1つ1つは小さくなってしまっているが、それぞれが違う個性をもって作り込まれているのでしっかりと見て欲しい。
このシリーズは商品サンプルを実際に並べているショップが多い上に、パッケージも中身をチェックできるので、まずはショップに足を運んでみて欲しい。