(株)タイルファイルは12日、動画や静止画、音楽を共有できるコミュニティサイト“ティラ”(http://tila.jp/)のβ版をオープンしたと発表した。利用料金は無料。参加するにはティラのユーザーから招待を受けるか、ティラに登録希望申し込みを行なう必要がある。投稿された動画/静止画の閲覧、音楽の聴取などはティラのユーザー以外でも可能(一般公開するように設定されたもののみ)。
ティラはユーザーがアップロードした動画/静止画/音楽にメタデータ(説明文やタグなど)を付けて“タイル”として一括管理し、ほかのユーザーに公開できるコミュニティサイト。自分のタイルやほかのユーザーが公開しているタイルを集めてフリースペースに自由に配置し、レイアウトしたものをオリジナル作品として公開できる“キャンバス”機能も備えている。
ティラはほかのユーザーとメッセージのやり取りをしたり、友人になったりするSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)機能も備えている。自分のプロフィールやタイル、友人リストを公開する“ホームタイル”が用意されており、ホームタイルを見たほかのユーザーとの交流が図れる。
同社では2006年11月にティラをα版として、同社関係者のクリエイターやテスターとして参加したユーザーなど約200名に公開。そこで寄せられた意見を反映し、メッセージ機能などの追加や、キャンバス(α版では“レルム”と呼ばれていた)などの機能の追加・改良を行ない、β版として公開したという。
同社では今後、機能の追加やサービスの向上を図りながら、1年間で40万人の登録ユーザーの獲得を目指すとしている。