(株)ウィルコムは12日、東京・有楽町の東京国際フォーラムにてPHSに関する専門展示会“WILLCOM FORUM & EXPO 2007”を開催した。会期は13日まで。WILLCOM FORUMでは、同社代表取締役社長の喜久川政樹氏による基調講演が行なわれ、夏モデルとして発表予定の新製品についてわずかながら情報を公開した。
基調講演内にて喜久川氏は、「詳細はまだ述べられない」としながらも、2007年夏モデルの新製品として2機種の存在を明らかにした。
1つめは、ウィルコムPHS製品としては初参入となる(株)東芝製の端末。東芝は現在、携帯電話メーカーとしてはau(KDDI(株))とソフトバンクモバイル(株)向けに幅広く端末を提供している。喜久川氏は「ユーザビリティーに優れた、使いやすくてフレンドリーな端末」と説明した。
2つめは、“Windows Mobile 6”を搭載するシャープ(株)製のスマートフォン。Windows Mobile 6は、現在“W-ZERO3”シリーズなどで採用されている“Windows Mobile 5”の後継OSに当たる。こちらの端末については、公式ティザーサイト(http://x-w.jp/)にて、序々に明らかにしていくという。
そのほか、「あくまで“コンセプトモデル”」とした上で、W-SIMに合わせて基板を共通プラットホーム化することで、基板にかぶせるケースをプラモデルのように提供できる“PLAMOPHONE”(プラモフォン)など、通信モジュール“W-SIM”を活用した3種類の個性的で面白いPHS端末を紹介した。これらの端末は、展示会場にて実際に展示されているという。