米アップル社は9日、AirMacベースステーションのセキュリティーを向上させるアップデーター『AirPort Extreme Base Station with 802.11n Firmware 7.1』を公開した。同社の802.11ドラフトnに対応した新しい『AirMac Extremeベースステーション』用のもので、機器のファームウェアを更新する。
アップデーターは、『AirMac ユーティリティ』を起動し、アプリケーションメニューから“アップデートを確認”を実行することでダウンロードできる。ファイル容量は4.6MBだ。
同アップデーター適用前のAirMac Extremeベースステーションは、IPv6を経由した接続要求を通してしまう。そのためウェブサーバーなどを運営している場合、リモートからの攻撃にさらされてしまう危険性があった。アップルの発表によれば、公開されたアップデータでは標準でIPv6の接続要求を制限する設定に変更して、この問題に対応しているとのこと。
このほかに、AirMac Disk機能を使って共有ボリュームにパスワードをかけて公開した際、認証していないユーザーからファイル名が見えてしまうという問題も解決される。
なお、この問題が該当するのは、802.11nに対応した新型のAirMac Extremeベースステーションのみ。そのほかのモデルのベースステーションでは適用できない。