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NECディスプレイソリューションズ、ベゼル幅を従来機種の半分以下にした『MultiSync LCD4620/4020』を発売

2007年04月06日 14時30分更新

文● 編集部

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NECディスプレイソリューションズ(株)は5日、業務用大型液晶ディスプレーの新機種として、同社の従来機種に比べてベゼル幅が1/2以下という“アドバンスト・スリムベゼル”を採用した2製品を5月18日に発売すると発表した。46インチの『MultiSync LCD4620』と40インチの『MultiSync LCD4020』で、価格は順に61万2150円、48万3000円。米マイクロソフト社のロゴマーク“Windows Vista Premium(Certified for Windows Vista)”も取得している。同社では両製品を、デジタルコンテンツを表示する電子掲示板システム“デジタルサイネージ”の市場向けに販売する。

『MultiSync LCD4620』(右)と『MultiSync LCD4020』

『MultiSync LCD4620』(右)と『MultiSync LCD4020』

MultiSync LCD4620とMultiSync LCD4020は、新開発の薄型ベゼル液晶パネルの採用により、それぞれベゼル幅を16.5mm、15.5mmにしたのが特徴。複数台のディスプレーで1つの画像を表示するマルチスクリーン構成にしたときにベゼルが目立ちにくくなり、美しく見やすい画像を表示できるという。

従来機種同様、中間調の応答速度を改善する“レスポンス・インプルーブ(RESPONSE IMPROVE)回路”、ケーブル長約100mまでの長距離接続を行なった場合に信号劣化を抑えて色ずれを補正する“ロングケーブル補正機能”、最大5枚×5枚でのマルチスクリーンを構成できる“タイルマトリックス機能”、ベゼル幅に相当する映像信号部分に補正(ベゼル幅に相当する映像を見えなくする)をかけてマルチ画面でもスムーズに繋がるように処理する“タイルコンプ(TILE COMP)機能”、1つのディスプレーで2画面表示が行なえる“デュアルピクチャー機能”、電源のON/OFFを時刻で管理できる“スケジューリング機能”を搭載し、ホストコンピューターとのRS-232接続や最大26台のチェーン接続に対応する。

MultiSync LCD4620はWXGA(1366×768ドット)表示に対応し、表示色は約1677万色。コントラスト比は1200:1(明室コントラスト比は400:1)で、輝度は500cd/m2。応答速度(黒→白→黒)は16ms(中間階調は8ms)。視野角は上下左右とも178度。有効表示領域は1018.4×572.5mm。

映像入力はDVI-D、アナログRGB(ミニD-Sub15ピン、BNC×5)、コンポジット、S-Video、コンポーネント、HDMIなどに対応する。ACアダプター(AC100~240V)を内蔵し、消費電力は通常動作時で340W(パワーセーブ時5W以下)。本体サイズは幅1055.4×奥行き351.0×高さ644.1mm、重量は約37.9kg(スタンドを含む)。ワイヤレスリモコン、ミニD-Sub15ピンケーブルなどが付属する。

MultiSync LCD4020の表示解像度は4620と同じWXGAで、有効表示領域は885.6×498.2mm。消費電力は通常動作時で300W(パワーセーブ時5W以下)。本体サイズが幅919.7×奥行き567.7×高さ330.0mm、重量は約31.1kg(スタンドを含む)。それ以外の仕様はMultiSync LCD4620と同じ。

併せて同社では、両製品専用のオプションスピーカー『SP4020-4620』を発売する。SP4020-4620の出力は15W×2。価格は4万5150円。

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