Wireless Gateにぴったりなパソコンが登場
Wireless Gateにふさわしいモバイル機器は何だろうか──。
前回紹介した「PSP」は確かに携帯性に優れている。しかし、組み込みのブラウザーでは一部表示できないページがあるなど、機能的な“縛り”があるのも事実。一方、ノートパソコンは、機能に文句はないが携帯性に劣る。どちらも一長一短だ。せっかくのWireless Gateなのだから、それを最大限に生かせる“パワフル”で“コンパクト”なモバイル機器はないものだろうか?
そんな風に考えていた筆者の前に颯爽と現れたのが、ソニー“VAIO type U”シリーズの新製品「VGN-UX50」(以下UX50)だ。
VAIO Uシリーズとしては、およそ2年ぶりの新製品。ジャケットのポケットに入ってしまうほどのサイズで、Windows XPがサクサクと動く、超コンパクトなモバイルパソコンである。屋外でも見やすい4.5インチの“ワイド・クリアブラックLE”液晶パネルや、パソコンと同配列(QWERTY配列)のスライド型キーボードを搭載し、重さはわずか520g。IEEE 802.11a/b/gに準拠した無線LAN機能も装備しており、最大54Mbpsで通信できる。
このUX50でWireless Gateを利用すれば、自宅のAVサーバーやインターネット上のブロードバンド配信サイトの動画を街中で快適に視聴したり、ふと思いついたアイデアをその場でブログにサクサクとアップロードすることもできそうだ。PSPやPDAでは難しかったことがいともカンタンに実現できてしまう。これこそ探し求めていたものだ!
……ということで今回は、発売直後のUX50を手に、アクセスポイントの密集地帯である東京・新宿の街を歩いてみた。