Windows Vistaの“タスクマネージャ”は、XPとほぼ同じ機能を持つが、細かい点でブラッシュアップされている。まず“プロセス”タブには、デフォルトで“説明”が表示されるようになった。これによって、そのプロセスが何であるか(アプリケーション名やサービスの機能)が把握しやすくなっている。
この機能はWindows Vistaの全エディション(Home Basic、Home Premium、Business、Enterprise、Ultimate)でお使いいただけます。
また、XPでは各プロセスの使用するメモリー量として“メモリの使用量”を表示していたが、Vistaでは“メモリ(プライベートワーキングセット)”が表示される。これは共有DLLなどが使用するメモリーを除いた、プロセス本体が使用するメモリー量で、実際のメモリー使用量よりも少ない数値になる。
新機能としては、新たに“サービス”タブが追加され、実行中のサービスが一覧表示できるようになった。タスクマネージャ上から、各サービスの実行/停止を切り替えることができるほか、実行中のサービスを右クリックして、そのサービスに対応するプロセスを表示することも可能だ。どのサービスがどのプロセスと関係あるものかが、簡単に把握できる。
ちなみに、XPではCtrl+Alt+Delキーを押しても同じタスクマネージャが開いていたが、Vistaではパソコンのロックやログオフなども実行できるメニュー画面が開くようになった。
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