Windows Vistaには、使用用途に応じてノートパソコンの各種設定を変更できるようにまとめた、“Windows モビリティセンター”が搭載された。ノートパソコンのハードウェア構成によって異なるが、最大8種類の項目を設定可能。Windows XPであれば、コントロールパネルなどから各項目の設定を呼び出す必要があったが、モビリティセンターではそうした手間がなく、利用シーンに応じてすぐに変更できるのがメリットだ。
この機能はWindows VistaのBusiness、Enterprise、Ultimateですべての機能が、Home Basic、Home Premiumでは一部の機能がお使いいただけます。
- 明るさ
- ディスプレーの明るさを一時的に調整する
- 音量
- 音量を調節したり、消音する
- バッテリの状態
- バッテリーの残量をチェックしたり、電源プランを選択できる
- ワイヤレスネットワーク
- 無線LAN機能のオン/オフ切り替えや、無線LANの電波状況の表示
- 画像の回転
- タブレットPC利用時に、画面の向き(縦横)を変更する
- 外付けディスプレイ
- 外部ディスプレーに接続した際に、表示したり表示設定をカスタマイズする
- 同期センター
- 携帯電話機や携帯デジタル機器、ネットワークフォルダーとファイルや情報を同期する
- プレゼンテーションの設定
- プレゼンテーション時などに、音量や壁紙をまとめて変更する
“プレゼンテーションの設定”をオンにすると、スクリーンセーバーやシステムの通知(バルーン表示)を無効にしたり、指定した音量や壁紙に自動的に変更してくれる。プレゼンテーションを行なう際に、ここで一括して設定を変更/復元できる。例えばプレゼンテーションに使うノートパソコンで、普段は家族の写真を壁紙にしている場合でも、必要時にパッと切り替えられるので、気楽に壁紙を選べるというわけだ。
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