Windwos XPまでの壁紙設定(“画面”のプロパティ→デスクトップ)では、一覧部分に表示されるのは“マイピクチャ”フォルダーだけだった。それ以外のフォルダーにある画像を指定したい場合は、“参照”ボタンで開くダイアログから画像のあるフォルダーを逐一指定するしかなく、非常に使いにくかった。
Vistaの壁紙設定(コントロールパネル→個人設定→デスクトップの背景)では、プルダウンメニューから“ピクチャ”“パブリックのピクチャ”など、複数のフォルダーを選択可能となった。これにより複数のフォルダーに存在する画像から壁紙を選ぶのが楽になっている。デフォルトで収録される画像も36枚と大幅に増え、美しいデスクトップを楽しめる。
この機能はWindows Vistaの全エディション(Home Basic、Home Premium、Business、Enterprise、Ultimate)でお使いいただけます。
壁紙設定のプルダウンメニューから“Windowsの壁紙”を選ぶと、9枚の風景写真など美しい写真を筆頭に、絵画やモノトーンの写真などから、壁紙はシンプルな方がいいという人向けの画像など、36種類の画像が選択できる。中にはワイドスクリーン用に横長で作成された画像も用意されている。
また、画像を一覧からマウスで選択するだけで、デスクトップがその壁紙を設定した状態に一時的に切り替わる、Office 2007で言う“ライブプレビュー”的な機能も用意されている。壁紙を適用しなくても、適用した状態のデスクトップを確認できるというわけだ。
なおプルダウンメニューから“純色”を選ぶと、画像を使わない単色カラーの背景となる。XPでの“背景なし”と同様だが、色を大きなカラーパレットから選択できるなど、使いやすくなった。
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