NECは同社のサーバ「Express5800/100シリーズ」に、クアッドコアXeon搭載モデルを、同シリーズのスリム型/水冷式静音タイプにデュアルコアXeon搭載モデルを追加した。
シングルコア搭載機と比較して5倍の性能向上を実現したクアッドコアXeon搭載機
Express5800/100シリーズに追加されたクアッドコアXeon搭載モデルは、「110RH-1」(1ソケット、1Uラック型)、「120Rg-1」(2ソケット、1Uラック型)、「120Ri-2」(2ソケット、2Uラック型)、「120Li」(2ソケット、タワー型)の4種類。2ソケットタイプの3機種では、FB-DIMMの採用により、最大で48GBのメモリを搭載可能で、シングルコア搭載機と比較して、マルチスレッド処理に関しては最大で約5倍に向上しているという。
モデル | 価格(税別) | 構成 |
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110Rh-1(1ソケット、1U) | 35万円~ | Xeon 3210(2.13GHz)、512MBメモリ、ディスクレス |
120Rg-1(2ソケット、1U) | 49万5000円~ | Xeon E5345(2.33GHz)/X5355(2.66GHz) 2GBメモリ、ディスクレス |
120Ri-2(2ソケット、2U) | 52万円~ | Xeon E5345(2.33GHz)/X5355(2.66GHz) 2GBメモリ、ディスクレス |
110Li(2ソケット、タワー型) | 47万8000円~ | Xeon E5345(2.33GHz)、2GBメモリ、ディスクレス |
中小企業向けのスリム型/水冷静音タイプも性能強化
主に中小企業向けの製品として、(1)オフィスのデスク上にブックエンド代わりに設置することも可能なスリムサーバ「110Gd-S」、(2)水冷方式を採用し、稼動音に30dB(デシベル)を実現した「110Gc-C」、(3)エントリー向けタワー型サーバ「110Gd」の3機種が追加される。
110Gd-Sは、スリムタイプのデスクトップPC程度の筐体に最大1TBのHDDと800GB(圧縮時)のバックアップ装置AITを搭載可能となっている。またデュアルコアXeonの選択も可能だ。
冷却システムに水冷方式を採用した110Gc-Cは、デュアルコアXeonを搭載可能で、メモリは最大で4GB、250GBのHDDを3台まで搭載できる。この構成でも30dB(ささやき声程度)の静音性を実現している。
エントリー向けのタワー型サーバ110Gdは、Pentium 4、デュアルコアXeon以外にCeleon Dも選択可能で、Celeron D搭載モデルは4万2000円という低価格を実現している。
モデル | 価格(税別) | 構成 |
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110Gd-S(スリムタイプ) | 9万9800円~ | Pentium 4 651(3.4GHz)/Xeon 3040(1.86GHz)、512MBメモリ、ディスクレス |
110Gc-C(水冷式) | 12万1000円~ | Pentium 4 651(3.4GHz)/Xeon 3040(1.86GHz)、512MBメモリ、ディスクレス |
110Gd(エントリー向け) | 4万2000円~ | Celeron D 341(2.93GHz)/Pentium 4 651(3.4GHz) Xeon 3040(1.86GHz)、512MBメモリ、ディスクレス |
- ■関連サイト
- 日本電気
- http://www.nec.co.jp/
- Express5800シリーズ
- http://www.express.nec.co.jp/pcserver/