日本CAは、1月18日、シングルサインオン(SSO)/ID連携ソリューションの最新版「eTrust SiteMinder r6.0 SP5」を発表、同日出荷を開始した。新バージョンではマイクロソフトのActive Directory フェデレーションサービス(ADFS)に対応した。
マイクロソフトの「Active Directory フェデレーションサービス」に対応
「eTrust SiteMinder r6.0 SP5」は、ひとつのユーザーIDとパスワードで異なるWebアプリケーションへログインできるシングルサインオン(SSO)機能を提供する製品。ユーザーIDだけでなく、ユーザーが持つ属性情報を含めてシームレスにID連携を図る「アイデンティティ・フェデレーション」を実現する。また、セキュリティポリシーの一元管理やきめ細かなアクセス制御機能を持ち、Webアプリケーションの監査用ログの取得、レポーティング機能なども備える。
新バージョンでは、クロスドメイン環境下におけるフェデレーション(連携)方法を拡充した。認証プロトコルでは、従来からの「SAML(Security Assertion Markup Language) 2.0」に加え、マイクロソフトの「Active Directory フェデレーションサービス(ADFS)」をサポート。ADFSを利用したWebアプリケーションとも連携が可能になった。また、SiteMinderはエージェントをサーバにインストールする「エージェント型」と、プロキシサーバを利用する「プロキシ型」の両方を利用できるため、エージェントの入っていないアプリケーションサーバや古いアプリケーションでも対応可能だという。
同社ではSiteMinderの導入により、企業内利用ではIT管理コストやサポート部門の負荷軽減とセキュリティ・レベルの向上、パートナー企業などとの企業間ビジネスではシームレスなアプリケーション連携によるスムーズなビジネス展開を実現するとしている。
参考価格は、52万4000円/100ユーザーから。
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