国際電話サービスのブラステルは、来年1月8日から法人向けIP電話サービス「Basix(ベイシックス)」を開始する。これに先駆け、12月末までの期間、モニター企業を募り、月額料金と初期費用を無償で提供する。
会議電話機能や自動応答機能を標準提供
ブラステルは、1996年から主に在日外国人向けの国際電話サービスを提供している通信事業者。事業拡大の一環として来年から中小企業向けのIP電話サービス「Basix」を開始し、法人市場へ参入することを決めた。
Basixは、ASPによるIPセントレックスサービスとして提供されるため、社内にIP-PBXなどの専用装置が不要な点が特徴。初期費用を抑えるとともに、運用コストを低減できるのがメリットだ。アクセス回線にはNTT東西が提供するフレッツADSL/Bフレッツのいずれかを利用し、すでにフレッツを利用している企業であれば特別な工事や機器は不要。端末は据え置き型、ソフトフォンなど4種類を用意し、自由に選択できる。
また、複数人との同時通話が可能な会議電話機能やボイスメール、IVR(自動音声応答)機能などの豊富な機能をすべて基本料金内で利用できるのも特徴だ。クライアントPCからWebブラウザ上で各種設定や着信確認などができる「ウェブカスタマーコントロール」画面も提供する。
料金は、月額料金が1575円/ユーザーで、ユーザーごとに050から始まる電話番号が1つ付与される。ISP接続料、フレッツ接続料金は別途必要。通話料金は、国内通話が8.4円/3分、携帯電話が18.9円/分。国際電話は5円/分(米国)など。Basixを導入している拠点間の通話や内線は無料。
12月末までの期間はモニター向けのテストサービスとして提供し、来年1月8日から本サービスを開始する。同社では初年度60社程度、3年間で300社の獲得を目指すとしている。
- ■関連サイト
- ブラステル
- http://www.brastel.com/