日本電気(NEC)は、異種データベース間でのデータ統合/データ連携を実現するソフトの最新版「DataCoordinator/RA Ver4.1」の販売を開始した。新バージョンでは、リアルタイム連携におけるパフォーマンスを大幅に向上させた。
パフォーマンスを大幅に向上、CSV連携にも対応
「DataCoordinator/RA Ver4.1」は、Oracle/SQL Server/PostgreSQLなど、異なる種類のデータベースに別々の形式で蓄積されたデータをネットワーク経由で連携させるソフト。マスタDBに対して行なわれた更新を、他のDBに任意のタイミングで反映させるレプリケーション機能を提供する。従来、DB間でのデータ連携に必要だった全社システムの再構築や、専用アプリケーションの開発などが不要になり、コストを圧縮できるのがメリットだ。
新バージョンでは、エンジン部分を改良することで、DB間のリアルタイム連携におけるパフォーマンスを旧バージョンと比較して50%以上向上させた。また、データ連携の定義では、GUI画面によって簡単に複数表のデータを1つの表に集約することが可能となった。加えて、CSVファイルからDB/DBからCSVファイルへの連携や、オープン系DBからNECのメインフレームOS「ACOS-4」上のDBMS「RIQSII V1/V2」へのデータ連携に対応した。
価格はいずれも税別で、「DataCoordinator/RAサーバ」が200万円、「DataCoordinator/RA エージェント」が140万円、「DataCoordinator/RA CSVエージェント」が40万円。なお、ACOS-4連携には、ACOS-4のプログラムプロダクトが別途必要となる。
NECでは、今後3年間で300セット、15億円の販売を見込む。
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