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2度目のアカデミー賞受賞! エマ・ストーンの魅力溢れる作品を紹介

2024年05月17日 18時00分更新

文● suzuki

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エマ・ストーン

 2023年に公開された映画『哀れなるものたち』で、「第96回アカデミー賞」主演女優賞に輝いた女優エマ・ストーン。ヒロイン・ミアを演じた映画『ラ・ラ・ランド』に続き、2度目のオスカー受賞となったエマは、幅広いジャンルの作品で活躍するハリウッド女優だ。今回はRakuten TVで配信中の作品の中から、エマの魅力が詰まった映画をピックアップする。

スーパーバッド 童貞ウォーズ(2007年)

 記念すべきスクリーンデビューは、高校卒業までに好きな女の子との初体験を夢見る“童貞トリオ”の奮闘を描いた青春映画。ジョナ・ヒル、マイケル・セラ、クリストファー・ミンツ=プラッセの3人が演じるオタク高校生の掛け合いが笑いを呼ぶコメディーシーンが多い中、パーティーを主催する女子高校生のジュールズ役として出演した。エマの出演シーンは少ないものの、憧れのパーティーに潜入したセス(ジョナ)とのパロディ感溢れる演技を見せた。

小悪魔はなぜモテる?!(2010年)

 モテない女子高校生・オリーヴに扮し、映画初主演を務めた。見栄っ張りのオリーヴは親友に「処女を喪失した」というウソをついたことがきっかけに、そのウソが瞬く間に学校中に広がり、気付くと彼女は“尻軽なビッチ”というレッテルを貼られてしまう。エマのルックスからイメージが付くような“学園のマドンナ”とは正反対で、ごく普通な女子高校生を元気ハツラツとした姿でパワフルに好演。ユーモア溢れる彼女が堪能できる痛快コメディー作品だ。

アメイジング・スパイダーマン(2012年)

 アンドリュー・ガーフィールドが主人公のスパイダーマン/ピーター・パーカーを演じた『スパイダーマン』シリーズで、ヒロインのグウェン役に抜てき。学校一の秀才のグウェンは、積極的な性格を持ち、自ら進んでスパイダーマンをサポートする。エマが演じるグウェンは、ヒーローに救われるだけではなく、自分の知性を生かしてヒーローを救うヒロインとしても活躍する新鮮なヒロイン像を見事に体現した。

ラ・ラ・ランド(2016年)

 ライアン・ゴズリング演じる売れないジャズ・ピアニストのセブとエマ演じる女優の卵・ミアの恋模様、夢への奮闘と現実を描いた大ヒット作。耳に残る劇中の華やかなメロディーと同時に若き才能を持つ2人のアーティストの苦境を映し出したヒューマンドラマとして数々の映画賞から評価された。また、劇中では歌唱シーンをはじめ、圧倒的な表現力を披露し、初のアカデミー賞主演女優賞を獲得し、彼女の代表作の1つとして刻まれる。

 本作でタッグを組んだライアンとは、2011年に公開されたロマンスコメディー『ラブ・アゲイン』でも共演しており、エマ&ライアンカップルファンにとってもうれしい再共演として当時話題となった。

哀れなるものたち(2023年)

 2018年に公開された『女王陛下のお気に入り』で、エマと初タッグを組んだヨルゴス・ランティモス監督作品。物語は自ら命を絶ったエマ演じる女性ベラが、天才外科医によって幼児の脳を移植され、奇跡的に蘇生するところから始まる。体は成人だが、頭脳は子どものままのベラは本能に身を任せて暮らしている一方で、外の世界へ強烈に引かれ、壮大な冒険の旅へ出ることに。

 不穏な不協和音と基調な劇伴がストーリーを煽る中、エマは狂気的な欲望を剥き出しに生きるベラを怪演。体当たりの演技でこれまでの“エマ像”をひっくり返すようなインパクトの強い役を演じきり、2度目の「アカデミー賞」主演女優賞を受賞した。エマの演技もさることながら、ヨルゴス監督が皮肉的な視点で創り出す独創的でクセの強い世界観にもぜひ浸ってほしい。

(C) 2024 20th Century Studios.

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