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最先端 “エモ”ガジェット徹底レビュー 第20回

ハイブリッドクッションは長時間装着していても蒸れにくいニャ

デカ頭でも余裕で装着できるネコ耳ヘッドセット「Razer Kraken Kitty V2」を試すニャ

2023年11月30日 18時00分更新

文● ジャイアン鈴木 編集●こーのス

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ネコ耳部分とイヤーカップのRGB LEDのライティングは設定可能ニャ

 デザイン上の本製品の売りは、ライティング機能「RazerChrome RGBゾーン」に対応していること。ネコ耳部分とイヤーカップにRGB LEDライトが内蔵されており、ユーティリティーソフト「Razer Synapse」からライティングを設定可能なんです。

 また、配信時のエモートやアラートに合わせて反応するようにも設定できます。「あの配信者さんはこの機能を使っているんだなー」と合点がいきました。

「Razer Synapse」がインストール済みであれば、「Razer Kraken Kitty V2」をパソコンにつなぐだけで自動的に登録されます

RGB LEDライトは可愛さを引き立ててくれますね! ライティングは1680万色です

ハイブリッドクッションは長時間装着していても蒸れにくいニャ

 頭囲64cmの筆者でも装着できるということはすでにお伝えしていますが、装着感も良好ですよ。ファブリック素材とレザーレット製のハイブリッドクッションは長時間装着していても蒸れにくいです。肌触りもサラッとしていて気持ちよく、当たりも柔らかいですね。自分が装着できることにビックリしましたが、髪の毛が乱れないように大きなサイズで作られているのかもしれませんね。

ヘッドバンドのクッションが頭頂で柔らかく本製品の重量を支えてくれます

イヤーカップはファブリック素材とレザーレット製のハイブリッド仕様。筆者は乾燥肌なのですが、「Razer Kraken Kitty V2」は長時間付けていても快適でした

長さは左右それぞれで8段階に調整できます。ちなみに頭囲64cmの筆者には7段階目がちょうどよかったです

快適にビデオ会議できるヘッドセット、ゲームも有利に戦えるニャ

 ヘッドフォンの音質、マイクの音質はRazer製ゲーミングヘッドセットとしては標準的。TPS、FPS系のゲームをプレイすれば敵のいる位置をヘッドフォンの音で察知できます。また、マイクの音も自分で録画したかぎりでは空調などの音は入らずに、自分の声だけが明瞭に記録されていました。画面をオンにするかどうかはオンライン会議にもよりますが、音質としては快適にビデオ会議できるヘッドセットです。

FPS、TPSゲームにおいて音は勝敗を左右する重要な要素。「Razer Kraken Kitty V2」を装着してプレイすると、戦闘音などで敵の位置を正確に把握し、漁夫の利を狙えます

マイクはアームで位置を自由に調整可能。スポンジも付いているので呼吸音なども入りにくいです

サウンド、マイク、ライティングを「Razer Synapse」で一括管理ニャ

 統合管理ユーティリティー「Razer Synapse」ではサウンド、マイク、ライティングを調整可能です。なお配信時にエモートやアラートに合わせてRGB LEDライトを反応させる機能は、別途「Streamer Companion App」をインストールする必要があります。

「Razer Synapse」はノートPC、キーボード、マウス、ヘッドセットなどを統合管理するユーティリティー。Razer製ノートPCにはプリインストールされています

 なお正式に対応が謳われているわけではないですが、USB Type-A to USB Type-Cアダプターを経由すれば、USB Type-C端子を備えるiPhoneでヘッドセットとして利用できました。つまりこれは、やろうと思えば屋外でも「Razer Kraken Kitty V2」を見せびらかすことができるというわけです。

マイクも使えますし、LEDライトも光ります

気になるのはケーブルがスマホ用としては長すぎることぐらいですね。外で使うなら大人しくBluetooth版の「Razer Kraken Kitty V2 BT」(1万5980円)を買ったほうがいいかもしれません。

 (次ページ:エモ度は満点、ただし使う人によるニャ……)

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