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EXPO会場がいよいよオープン デモ展示はこんな感じ

re:Inventでデモ披露 アプリ開発やドローン操縦でも生成AIを活用

2023年11月28日 11時00分更新

文● 大谷イビサ 編集●ASCII

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 11月26日からラスベガスで開催されている「AWS re:Invent 2023」では、AWSやパートナーの展示会であるEXPOがオープンした。ここではAIやIoTを用いたAWSのユニークなデモを見ていこう。

生成AIもフル活用 EXPO会場でデモ

 AWS re:InventのEXPO会場は、「Data」「Developer Solutions」「Infrastructure Solutions」「Security」の4つのゾーンから構成されており、AWS自身の出展スペースのほか、100を超えるパートナー展示が軒を連ねる。今回はおもにAIやIoTのテクノロジーを用いたデモが紹介された。

 最初に紹介されたのは、誰でも簡単にAIアプリを作れる「Party Rock」。デモで披露されたのは、犬の名前を生成するDog Name Generatorで、Amazon Bedrockをベースにしている。指定の箇所に犬種、性格、色を入れると犬の名前を提案してくれる。試しにデモンストレーターが「SHIBA INU」「LAZY」「WHITE」と入れると、LLMとしてClaude2を用いた「BAI」という名前が提案された。アプリ自体をマーケットプレイスに公開することも可能で、すでにいくつものAIアプリが登録されていた。

犬の名前を提案してくれるAIアプリを簡単に作れる

 続いては、カーゲームを用いた統計のデモ。ここでは設置されたカーゲームでの走行情報がリアルタイムに収集されており、モニターで可視化される。デモではカーゲームだったが、本物の自動車にセンサーを組み込むことで、走行状態や事故原因などをより詳細に知ることができる。車両管理を実現するAWS IoT FreetWiseを用いているとのことだ。

カーレースのデータが奥のモニターでグラフ化される

 AWSはNFLとの共同開発によって、テレビの視聴者向けにデータ分析の可視化を試しており、その最新版がアメリカンフットボールのデモ「NFL NextGen Stats」だ。画面には目の前にはフォーメーションを組んだ複数の選手が並んでおり、センサーからつねにデータを得ている。そして、ここからクオーターバックのふりをして、ブリッツが左、中央、右のどの方向からやってくるかを予想するのだ。

NFL NextGen Statsではブリッツの方向を予測する

 ユーザーは左、中央、右を予測すると、どの方向から来る確率が高いのかが表示されるゲームのように作られている。アメフトのルールがわからない自分にとっては難しいところがあるが、ファンにはたまらないだろうし、スポーツの新しい楽しみ方を提供してくれるデモだと思った。

 最後は生成AIを用いたドローンの操縦デモ。自然言語で指定すると、ケージ内のドローンが指示された通りに飛行するというものだ。AWS Local Zoneを用いたエッジコンピューティング構成になっているため、きわめて短い遅延でドローンが反応する。道や橋の監視、災害地の情報収集などにおいて、テクニックを持たないオペレーターでも操作できるというメリットがあるという。

自然言語でドローンを操作。低遅延なAWS Local Zoneを用いた豪華なデモだ

 イベントは12月1日まで行なわれる。

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