キャリブレーション済の液晶パネルで出先でも動画編集が快適!アスキーの動画担当も納得なノートPC

文●藤田 忠 編集●ジサトラハッチ

提供: マウスコンピューター

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クリエイティブシーンをメインにパフォーマンスをチェック

 では、「DAIV S4-I7G60CB-B」は、実際にどれぐらいの性能を有するのか、実力の一端をベンチマークで確認していこう。

 「DAIV S4-I7G60CB-B」は、専用ユーティリティーから、マシンの動作モードを変更できる。デフォルト設定の「バランスモード」では、CPUの長期的電力リミットとなるPL1(Static/Dynamic)が45W、短期的電力リミットのPL2(Static/Dynamic)が82Wに設定されている。

 ここでは、さらにデフォルトモードに加え、マシンの性能を引き出す「パフォーマンスモード」でもテストしている。

DAIV S4

ユーティリティーから「パワーセッティング」から、ワンクリックでモードを切り替え可能になっている

DAIV S4

デフォルトとなる「バランスモード」時のCPUパワーリミット。PL1はインテル最大値となる45Wだが、PL2は最大値の115Wから30Wダウンした85Wに設定されている

DAIV S4

「パフォーマンスモード」では、PL1/PL2ともに、Dynamic値が増している。PL1が95W、PL2が120Wに設定される。電力アップ=発熱増加のため、負荷時はファン動作が全開になるため、動作音が大幅アップする

 まずはCGレンダリング系ベンチマークの定番となる「CINEBENCH R23」を実行してみた。

DAIV S4

「CINEBENCH R23」の結果

 ライター加藤勝明氏の過去の計測データとの比較になるが、バランスモード時でも10コア/16スレッのCore i5-13400(電力リミット148W)に迫るスコアーをマーク。当然、パフォーマンスモード時ではCore i5-13400を抜き、同じ14コア/20スレッドとなるCore i5-13500の電力リミット154W動作時さえも越えていた。

 また、日常使いやオフィスアプリなどに影響するシングルコアのスコアーは、バランスとパフォーマンスモードで大きな差はなかった。スコアーも第13世代Coreとして、十分な数値と言えるだろう。

 今度は、CGレンダリング系ベンチマークの「Blender Benchmark」と「V-Ray Benchmark」を実行してみた。

 「Blender Benchmark」は、Blenderのバージョン3.4.0を選んで実行し、CPUとGPUを使った演算をそれぞれ実行した。「V-Ray Benchmark」もCPUに加え、GPU CUDA、GPU RTXで実行している。

DAIV S4
DAIV S4

「Blender Benchmark」の結果

DAIV S4

「V-Ray Benchmark」の結果

 CPU演算の傾向は「CINEBENCH R23」と同じで、デスクトップ向けCore i5-13400と13500と並ぶ感じだ。CGレンダリングのメインとなるGPUを使った演算処理では、パワーセッティングのモードによる差はなかった。

 スコアーも、NVIDIA最新GPUとなるGeForce RTX 4060 Laptop GPUのパフォーマンスを存分に発揮し、デスクトップ向けGeForce RTX 4060に迫る結果となっている。