このページの本文へ

前へ 1 2 3 4 5 次へ

優美なタグ・ホイヤーらしい新スマートウォッチ「コネクテッド キャリバーE4」を試す

2022年05月23日 12時00分更新

文● 山本 敦 編集●飯島恵里子/ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

専用充電スタンドに装着

新SoCの採用によりバッテリーが長く持つ

 キャリバーE4は電力効率の高い新SoCを内蔵したことにより、バッテリーの寿命も伸びた。特に同じ45mmのモデルどうしを比較すると、キャリバーE3よりも新機種の方が約30%もバッテリーが長持ちするという。なお、タグ・ホイヤーでは目安として「45mmモデルでは5時間のゴルフ機能を使用してもバッテリーが1日中持ち、42mmモデルではウェルネスアプリを使用しても1日中バッテリーが持つ」と伝えている。

 筆者も42mmモデルを試したが、「1日中バッテリーが持つ」手応えが得られた。画面は設定から輝度を低く落としても十分に高い視認性を確保している。室内の照明や晴れた日の陽光に照らされても、画面の情報がストレスなく読み取れる。

 本体パッケージには専用充電スタンドが付属する。ウォッチを充電する役割を担うだけでなく、装着して充電しながら時刻を表示することも可能だ。睡眠トラッキングに使うことがなければ、夜間は充電しながらナイトスタンドとしてウォッチを活用してもいい。

Wear OSのアップデートにも対応を予定

 42mmと45mmのモデル、ともにキャリバーE4はグーグルがWear OSの最新バージョンをリリースしたときに、ソフトウェアアップデートによるバージョンアップと新機能の追加ができるスマートウォッチであることをタグ・ホイヤーは明言している。先端のスマートウォッチとして購入後も長く楽しめそうだ。

先日開催されたグーグルの開発者会議「Google I/O」の基調講演では、Wear OSに対応するブランドとしてタグ・ホイヤーのロゴがあげられていた

 キャリバーE4はアナログ時計のデザイン・機能面での充実ぶりが、Wear OSをプラットフォームとするデジタル体験と見事に融合しているスマートウォッチだ。ラグジュアリーブランドが手がけるスマートウォッチの先駆けとも言える、タグ・ホイヤーのコレクションらしさが存分に感じられる高い完成度だ。Apple Watchをはじめとする既存のスマートウォッチユーザーにも、より個性的で上質な体験が味わえるプレミアムウォッチとしておすすめしたい。

 

筆者紹介――山本 敦
 オーディオ・ビジュアル専門誌のWeb編集・記者職を経てフリーに。取材対象はITからオーディオ・ビジュアルまで、スマート・エレクトロニクスに精通する。ヘッドホン、イヤホンは毎年300機を超える新製品を体験する。国内外のスタートアップによる製品、サービスの取材、インタビューなども数多く手がける。

 

前へ 1 2 3 4 5 次へ

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

  • 角川アスキー総合研究所
  • アスキーカード
ピックアップ