このスマホ、ホントに買い? 話題のスマホ徹底レビュー 第338回
5G対応で6400万画素の高性能カメラ搭載のコンパクトスマホ「Rakuten Hand 5G」
2022年03月05日 12時00分更新
カメラの仕上がりは
価格を考えれば悪くない
このクラスの製品のカメラ性能は期待できないと考えがちだ。Rakuten Hand 5Gのカメラを使ってみると仕上がりは悪くなかった。デュアルカメラを搭載しているが1つは深度測定用のため、実質的に使えるカメラは1つだ。6400万画素であり画質は高い。
まずはカメラのUIを見てみよう。モードは「パノラマ」「動画」「写真」「ボケ」「AIモード」とシンプル。写真モードでは望遠は画面のピンチ・ピンチアウトで行なう。上部には「フラッシュ」「HDR」「フィルター」「AI」「画像アスペクト比」の設定が見える。
このサイズでもAIをONにすると、被写体によって適切な処理を自動的にかけてくれるわけだ。一番右から設定画面を開くとセルフタイマーや画像サイズ変更ができるが、この2つはできればカメラの画面から直接操作できたほうがいいと感じた。なおRAW撮影も可能なことがわかる。画像サイズは標準では1600万画素で撮影される。
ビデオモードの画面もシンプル。ボケモードではF値をスライドさせて自在にボケをかけることができる。AIモードでは美顔やAIステッカー効果を使った楽しい写真撮影が可能だ。こうしてみるとRakuten Hand 5Gのカメラ機能は意外にも盛りだくさんだ。
それではまずはRakuten Hand 5GとRakuten Handのカメラ性能を比較してみよう。Rakuten Hand 5Gは1600万画素、Rakuten Handは1200万画素で撮影、それぞれ750×1000ドットにリサイズして並べてみた。Rakuten Hand 5Gのほうが色表現は高いように感じられる。
また望遠性能はRakuten Hand 5Gが5倍、Rakuten Handが4倍のため、遠くのものもより拡大して撮影できる。とはいえデジタルズームのため画質はそれなりといったところだ。
以下は街中でいくつか撮影してみた作例だ。いずれも1600万画素相当で撮影している。
【まとめ】楽天ユーザーなら便利に使えるコンパクトスマホ
Rakuten Hand 5Gはコンパクトな大きさであり、エントリークラスのチップセットを搭載している、ライトユースに向いたスマートフォンだ。しかし、カメラ性能は思ったほど悪くなく、5.1型ディスプレーもSNSなどの表示を十分こなしてくれた。存在を忘れてしまうほど軽量なことから2台目として使うのも悪くないだろう。Rakuten Hand 5GはeSIM×2という仕様なので、今後各キャリアのeSIM化が本格化すれば、「楽天モバイルeSIM+他社eSIM」という使い方もできそうだ。
楽天モバイル「Rakuten Hand 5G」の主なスペック | |
---|---|
ディスプレー | 5.1型有機EL(19:9) |
画面解像度 | 720×1520 |
サイズ | 約63×138×9.5mm |
重量 | 約134g |
CPU | Snapdragon 480(オクタコア) |
内蔵メモリー | 4GB |
内蔵ストレージ | 64GB |
外部ストレージ | ―― |
OS | Android 11 |
対応バンド | 5G NR:n77 LTE:1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19 /26/28/38/40/41/42 W-CDMA:1/2/4/5/6/19 |
無線LAN | IEEE802.11ac |
カメラ画素数 | 約6400万画素+約200万画素(深度測位) イン:約800万画素 |
バッテリー容量 | 2630mAh |
FeliCa/NFC | ○/○ |
防水/防塵 | ○/○(IP68) |
生体認証 | ○(画面内指紋、顔) |
SIM | eSIM×2 |
USB端子 | Type-C |
イヤホン端子 | × |
カラバリ | ホワイト、ブラック、クリムゾンレッド |
発売時期 | 発売中 |
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