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Windows Info 第310回

Windows 11は最大化ボタンから、簡単にウィンドウのスナップ機能を利用できる

2022年01月16日 10時00分更新

文● 塩田紳二 編集● ASCII

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スナップレイアウトが表示されないアプリもある
PowerToysの「FancyZones」であれば、さらに高機能

 最近では、タスクバーを持たず、最上部にタブなどを配置するアプリケーションも少なくない。こうしたアプリの一部には、ウィンドウ右上のキャプションボタンをアプリ自身で表示しているものがある。こうしたアプリでは、スナップレイアウトは表示されない。

 たとえばWindows Terminalの安定版V1.11は、スナップレイアウトを表示しないが、プレビュー版V1.12は表示する。Windows Terminalのキャプションボタンは、実はWindows Terminal自身が描画しており、V1.12プレビュー版でスナップレイアウトに対応したためだ。現時点でスナップレイアウトが表示できないアプリもバージョンアップが期待できるならサポートされる可能性はあるだろう。

 スナップレイアウトに似た機能を実現するものとして、PowerToysに含まれる「FancyZones」がある。FancyZonesであれば、Windows 10でも利用可能で、複雑なウィンドウ配置をユーザーが自由に作成できるなど、さらに高機能だ。スナップレイアウトに満足できないときには導入を検討するといいかもしれない。なお、PowerToysについては以下の記事を参考にしてほしい(「キーカスタマイズやスナップ機能が便利なWindows用ツール、PowerToys最新版の11の機能を整理」)。

PowerToysのFancyZonesであれば、ユーザーが複雑なレイアウトをあらかじめ作ることができる

 デスクトップを分割してウィンドウを配置するというのは、Windows 1.xの頃の分割ウィンドウに戻ったような感じがしないでもない。当時は、640×200ドットの画面を分割して使っていたが、現在主流のフルHD(1920×1080)では、4分割でも960×516ドット(タスクバーの分を引いてある)と当時のデスクトップよりも解像度が高く、それなりの情報量がある。とはいえ先祖返りという感じもするのだが、歴史は繰り返すということだろうか。

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