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シチズンの時計メーカーとして「当たり前の仕様」が装着感を高める

光発電スマートウオッチ「エコ・ドライブ Bluetooth」長く愛用したい完成度

2017年12月16日 12時00分更新

文● 中山 智 編集●飯島恵里子/ASCII

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時分針だけでなく秒針もあり、通知にも使われる

通知は受信したい人やアプリごとにフィルター可能

 タッチパネルのディスプレーを搭載したスマートウォッチではないので、スマートフォンとの連携は通知機能がメインです。通話やメール、Facebook メッセンジャーやLINEの受信と連動可能で、対応アプリごとにオン・オフの設定ができます。必要なアプリだけを選んでおけば、余計な通知を受ける必要がないのも◎です。ちなみに通話の着信時は秒針がCALL(11時)の位置を指し、それ以外の通知はINFO(10時)の位置を指すので、スマートフォンを取りだしたほうが良いのかどうか、わかるのもポイントです。

 通知の振動は若干弱いかなと思いますが、よほどほかに気をとられていなければちゃんと気が付くくらいの振動です。PCで作業をしているとスマートフォンはカバンに入れっぱなしということもあり、Facebook Messengerなどマルチデバイス対応のサービスならいいのですが、通話やLINEなど基本的に端末に紐付いたサービスは通知を見逃すことも。こういった場合でもエコ・ドライブ Bluetoothを付けていれば、ちゃんと通知に気が付くことができるので便利です。

 連携できるスマートフォンは最大3台まで登録できのるも、ガジェット好きの筆者のようにスマートフォンを何台も持ち歩いているユーザーにはうれしい機能です。連携先のスマートフォンの切り替えは、リュウズを2段階引き出して、秒針を1時、2時、3時の位置に移動させればオーケー。それぞれの時刻位置に設定したスマートフォンとの連携に切り替わります。いちいちスマートフォンを操作しなくてもいいのは手軽で便利。

 このように、時計単体でできる作業が多いのもエコ・ドライブ Bluetoothの特徴です。クロノグラフやアラームの設定などは、一般的なアナログ針式の腕時計と同じ感覚で、リュウズとボタンを組み合わせて単体で使用できます。

通常のアナログ針時計のように、リュウズで時刻調整ができるほか、各種設定の切り替えにも使う

時刻合わせは時計本体からもスマホからもOK

 さらに時刻合わせも単体でできるのも、ほかのハイブリッドタイプにはない特徴。一般的なハイブリッドタイプのスマートウォッチは、リュウズを回しても時刻合わせができません。スマートフォンの時間を変更してそれと連携することで変更されます。

 エコ・ドライブ Bluetoothでももちろんスマートフォンと連携しているので、たとえば海外旅行などで時間帯の違う地域に入った場合は、スマートフォンと連携したときに自動でその時間帯の時刻に変更されます。

 とはいえ、たとえば飛行機の中では携帯電話の電波をキャッチできないので、地域設定が自動で行われません。そのためまずスマートフォンの地域を手動で設定して時刻を合わせ、それからスマートウォッチと連動させる必要があります。

 こんな面倒なことをしなくても、エコ・ドライブ Bluetoothなら、リュウズを回して直接時刻の変更ができるので重宝しました。もちろん飛行機を降りてスマートフォンが自動で地域設定を変更されれば、そのあとエコ・ドライブ Bluetoothとも連携して、より正確な時刻にセットされるので安心です。

エコ・ドライブ Bluetoothはスマホ側からだけではなく、時計本体でも操作可能。エコ・ドライブ Bluetoothのクロノグラフを利用して、ストップウオッチを使ってみた


 それと個人的には秒針があるのがうれしい。アナログ針時計とのハイブリッドタイプの場合、秒針がないスマートウォッチが多いのですが、意外と秒針って使うんですよね。たとえばカップラーメンを作るときなど。わざわざスマートフォンのタイマーアプリを起動させて計っていたりしてましたが、秒針があるならそれをチェックすればオーケーです。

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