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クラウド会計「freee」の給与計算ソフトβ版を無償提供

2014年05月19日 05時51分更新

文● 加藤 宏之(HEW)/アスキークラウド

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 全自動のクラウド会計ソフト「freee(フリー)」を運営するフリーは19日、給与計算ソフト「クラウド給与計算ソフト freee(フリー)」のベータ版をリリースした。

 同ソフトは、各従業員のアカウントを作成すると、それぞれの勤怠情報をもとに自動で給与額や税金、社会保険料の計算などをワンクリックで行えるようにするもの。「クラウド会計ソフト freee(フリー)に連携させることが可能で、計算された給与や税金・保険料はクラウド会計ソフト上で取引として自動で反映され、給与計算はもちろん会計処理までを省力化できる。

「クラウド給与計算ソフト freee(フリー)」のイメージ
「クラウド給与計算ソフト freee(フリー)」のイメージ

 今後公開予定の機能では、アカウント作成時に従業員自身が住所などの給与計算に必要な基礎情報を入力。勤怠情報も入力することで給与計算時に集計されて給与額に反映できる。また、各従業員が自身のアカウントを使い、クラウド給与計算ソフトfreee上で給与明細を確認することが可能。所得税計算高計算書や源泉徴収票など、税務署や年金事務所、市区町村、従業員に提出する必要書類も自動で作成できる。

自動作成でいる給与明細
自動作成でいる給与明細

 従業員数5~30人の経営者を対象に同社が行った調査によると、給与計算業務を内製しているのは全体85%にのぼり、どのうちの約半数は経営者が自ら作業していることがわかった。給与計算にかかる時間は従業員1人あたり平均月28分を要するが、同ソフトの導入により経営者や経理担当者の負担を軽減するほか、従業員に対する利便性も高める。

 ベータ版は利用無料で、今年後半にリリース予定の正式版は、従業員3人分まで給与計算が可能な基本プランが月額1980円、その後従業員1人追加ごとに月額300円となる予定。

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