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米沢嘉博記念図書館『次元の壁をこえて 初音ミク実体化への情熱 展』

図書館が“初音ミクまみれ”になるイベント開催中!

2014年01月31日 18時00分更新

文● 村山剛史

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 御茶ノ水の米沢嘉博記念図書館が初音ミクまみれになるイベント『次元の壁をこえて 初音ミク実体化への情熱 展』が本日1月31日から開催。関東初お披露目の展示が目白押し! 明日2月1日には等身大初音ミク作者と鼻歌楽曲作成システム作者のトークイベントも。

米沢嘉博記念図書館『次元の壁をこえて 初音ミク実体化への情熱 展』

にくきゅうっ氏製作「巨大はちゅねミク張り子」がお出迎え

会場奥正面には、みさいる氏製作の「等身大初音ミクロボット1号機」

 “初音ミクの実体化”に焦点をあてたイベント『次元の壁をこえて 初音ミク実体化への情熱 展』が本日1月31日より東京・御茶ノ水の米沢嘉博記念図書館にてスタートした。

 今回のイベントは、ニコニコ学会βやASCI.jp連載myrmecoleonの「グラフで見るニコニコ動画」などでおなじみのmyrmecoleonさんが担当。そこで今回は、オープニング数時間前の最終準備中にお邪魔して、見所を聞いてきた。

 myrmecoleonさんによれば、米沢嘉博記念図書館では2011年末頃からニコニコ動画に関する展示イベントを構想していたが、動画展示中心での成立は困難と目されていたそう。

 今回の“実体化”メインで企画が動き出したのは、等身大初音ミクロボット1号機作者・みさいる氏の「情熱を注いで実体化を進めている」という話に触発されてのことだったという。ちなみに、展示品にはmyrmecoleonさんの私物コレクションも少なからず混じっているとか。

 展示会場の1階スペースには、前述の「等身大初音ミクロボット1号機」のほか、新潟のお祭りのために作られた「巨大はちゅねミク張り子」、動画内の仮想ガジェットを開発してしまった「あの楽器」。ニコニコ技術部を生んだ伝説のタグ「はちゅねミク小型化戦争」に挑んだわずか5mmの「ネギ振りミク」など、それぞれの製作者が情熱を傾けた初音ミク作品がおよそ100種類並んでいる。

「5mm ネギ振りミク」と「あの楽器」。どちらもakira_you氏製作

それぞれの投写具合を試せるスクリーン系3種

myrmecoleonさん労作の「初音ミク 実体化の歴史」。膨大な事項からコンパクトな年表に収めるのは相当難しかったとのこと

 そして今やミクのライブに欠かせないスクリーン技術も、「ポリッドスクリーン」「アミッドスクリーン」そして「DILAD」がそろいぶみ。しかも3種類とも来場者がボタンを押して投写を試せる。

 また話題のヘッドセット「Oculus Rift(オキュラス・リフト)」対応のMMD初音ミクも来場者が実際に装着して体験できる。

Oculus Riftを体験できる貴重な機会でもあるのでぜひ

この完成ガレージキット、じつはガレキ組み立て初心者のmyrmecoleonさんが、コツコツと組み立てたもの

初音ミク「祭壇」に飾る個人作品も引き続き募集中

 個人制作の初音ミク立体化作品を展示する「祭壇」も用意されており、現在も作品を募集中。開催中に随時増えていくそうだ。

 myrmecoleonさん曰く、「せっかくなので、この展示空間をミクさんでいっぱいにしたいと思います。お気軽にぜひ!」とのことなので、フィギュアからコスプレ写真に至るまで、個人の実体化作品を持っている人はこちらの「あなたが作った「初音ミク」を飾りませんか?」欄をチェックしてみよう。

 今回の展示品は関東地方初お目見えのものが多く、また開催中に展示品の入れ替えも予定されているため、気になる人はお早めにどうぞ。

 なお、明日2月1日には等身大初音ミクロボット1号機の製作者「みさいる」氏と、MIKUTYPE製作者の「暇な学生7」氏によるトークイベントが開催される。作品紹介、製作動機、今後の展望などから2人の“実体化への情熱”を感じられるものになりそうだ。

次元の壁をこえて 初音ミク実体化への情熱 展

■会場:米沢嘉博記念図書館 1階展示コーナー
■期間:2014年1月31日(金)~6月1日(日)
■休館日:毎週火・水・木曜(ただし祝日の場合は開館)
※特別整理などで休館する場合あり。公式サイト、もしくは開館日に電話にて要確認。

■主催:明治大学米沢嘉博記念図書館
■協力:クリプトン・フューチャー・メディア株式会社、鳥取県、米子市
■問い合わせ:米沢嘉博記念図書館
 〒101-8301 東京都千代田区猿楽町1-7-1
 TEL:03-3296-4554

会場は東京都千代田区の明治大学 米沢嘉博記念図書館。コミケ前代表の故・米沢嘉博氏が蒐集したサブカルチャー資料などを収蔵する図書館だ。また、コミケで収集された見本誌を閲覧できるレアな場所でもある。


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