ソフトバンクモバイルは4月21日からスタートを予定している、一定範囲内で音声通話とパケット通信がセットでともに定額となる、LTEスマホ向けのまったく新しい料金プランを発表した。なお、現行のホワイトプラン、パケット定額プランも継続して提供するとのこと。
詳しい内容については、下記の表を参照いただきたいが(なお、以下の料金についてはすべて税別)、Sパックで3分以内/月50回まで、Mパック/Lパックで5分以内/月1000回までの国内音声通話が定額となるのが最大の特徴。パケット通信もそれぞれの容量まで定額である。
Sパック | Mパック | Lパック | |
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月額料金 | 5980円 | 6980円 | 9980円 |
国内音声通話 |
3分以内 /月50回まで定額 |
5分以内 /月1000回まで定額 |
|
超過分の料金 | 30円/30秒 | ||
パケット通信 | 2GBまで | 7GBまで | 15GBまで |
超過分の料金 | 250円/100MB | 125円/100MB | 100円/100MB |
ただし、注意したいのは3/5分を超過した通話分は30円/30秒とかなり高価になっている点、またパケット通信も超過後は自動的に100MBあたり上記の追加料金がかかる。あらかじめ設定された通信量を超えた場合に、128kbpsに速度を制限することも可能だが、そのためにはオプションサービスの申し込みが必要で、別途の料金(月300円)もかかる。
また、ホワイトプランにあった、ソフトバンク宛1~21時の通話定額は存在せず、固定および携帯はキャリアを問わず、上記の対象となる。
なお、上記の金額はあくまで音声通話とパケット通信の定額料なので、別途専用の基本利用料(2年契約時は月980円、通常契約は1960円)とS!ベーシックパック(月300円)が必要である。
この新規プランはSoftBank 4GおよびSoftBank 4G LTEに対応した、LTEスマートフォンで利用でき、端末の購入時のみに申し込みが可能である。そのほか詳細については、あらためて公開予定。
固定・他キャリアへの短時間の通話が多い
ビジネスユーザーにはオトク感があり!?
これらの料金を合計すると、通信量が月7GBのMパックで2年契約を前提とすると、980円+6980円+300円(税抜)となり、念のためにと低速オプションを付けるなら300円がさらにプラスされる。
さまざまな相手に短時間の通話を比較的多くするビジネスユーザーなどにはお得感がある一方、スマホでは音声通話はほとんどしない(通話をしてもLINEなど)、ソフトバンク宛の定額対象の通話がほとんど、といったユーザーには若干割高になるかもしれない。