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HPとマイクロソフトの連携によるデータベース製品第3弾

HadoopとRDBを横断した分析を実現するDWHアプライアンス

2013年04月24日 14時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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HP AppSystem for SQL Server 2012 Parallel Data Warehouse

 4月23日、日本ヒューレット・パッカードは日本マイクロソフトと連携し、ビッグデータ対応のDWH(Data Warehouse)アプライアンス製品「HP AppSystem for SQL Server 2012 Parallel Data Warehouse」(以下、HP AppSystem for PDW)を発表した。

 HP AppSystem for PDWは、日本HPのx86サーバー「HP ProLiant DL360p Gen8」およびストレージ「HP D6000」と、日本マイクロソフトのMPP型DWHソリューション「Microsoft SQL Server 2012 Parallel Data Warehouse」(以下、SQL Server 2012 PDW)をアプライランス化して提供するもの。SQL Server 2012 PDWは、MPP(Massively Parallel Processor)による複数ノードでの分散処理やカラム型インデックスの採用などビッグデータ向けの高速処理を前提にしたデータベース。

 最大の特徴は、Hadoopとの直接連携。従来のように、HadoopのデータをDWHに取り込む必要がなくなり、RDBに格納された構造化データとHadoop上のデータを横断した分析を、使い慣れたWebブラウザーやMicrosoft Excelから行なえる。また、データの増加に合わせて、最小1/4ラック(2計算ノード)から最大7ラック(56計算ノード)まで、リソースを追加できる高い拡張性も大きな特長となっている。

 HP AppSystem for PDWの最小構成価格は2441万2500円(税込)からとなる。

 日本HPと日本マイクロソフトは、これまでデータベース分野における協業展開として、最大限の性能を引き出すMicrosoft SQL Server とSMP(対称型マルチプロセッシング)サーバーの最適構成「Microsoft SQL Server Fast Track Data Warehouse」リファレンスモデルや、フラッシュメモリストレージ(SSD)とハイエンドサーバーを組み合わせたアプライアンス製品「Microsoft SQL Server SSD Appliance」などを提供してきた。今回のHP AppSystem for PDWは第3弾となる。

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