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ネット機能を大幅強化! ソニー「BRAVIA」13機種が発表に

2012年03月23日 11時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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 ソニーから、液晶テレビ「BRAVIA」の新製品13機種が発表された。最上位の「HX」が2シリーズ7機種、ミドルクラスの「EX」が2シリーズ3機種に加え、Blu-ray Discドライブ内蔵の「HX65R」も3機種登場する。

 5月25日発売予定の「HX850」は、従来の最上位機種である「HX920」とその1つ下のモデルである「HX820」を合体させたようなモデル。画像処理エンジンに「X-Reality PRO」を採用し、4倍速駆動の液晶パネルに対してバックライト制御で16倍相当の表現を可能にする「モーションフローXR960」を適用できる。

「KDL-46HX850」

「KDL-46HX850」

 新機種ではX-Reality PROが進化。3D映像に対して超解像処理を行なう「3D超解像」や、同社のデジカメ「サイバーショット」の顔認識エンジンを応用して顔を認識し、人の肌がきれいに見えるように超解像処理を調整する「美肌コントロール」機能を搭載した。

これまでの超解像用画像データベースに3Dデータベースを追加することで、3D映像に対しても超解像処理が行なえるようになった

これまでの超解像用画像データベースに3Dデータベースを追加することで、3D映像に対しても超解像処理が行なえるようになった

顔を認識して超解像処理を調整する「美肌コントロール」機能

顔を認識して超解像処理を調整する「美肌コントロール」機能

 なお、HX920は直下型LEDバックライトを採用していたが、HX850はエッジ型LEDバックライトを採用する。

 従来、BRAVIAの上位機種は「モノリシックデザイン」(一枚板のようなデザイン)を採用する機種が多く、それにマッチするバータイプのスタンドを用意していた。

モノリシックデザインを踏襲するバースタンド

 HX850はこのモノリシックデザインを採用するが、今回新タイプのバースタンドが用意される。スタンドにはスピーカーが内蔵されるが、その給電はテレビから行なわれるため、ACアダプターなどは不要。デザインもよりスリムな印象になった。

「KDL-55HX750」

「KDL-55HX750」

 5月25日(55V型のみ4月20日)発売予定の「HX750」は、HX850の1つ下のクラスのモデル。画像処理エンジンに「X-Reality」を採用し、4倍速駆動の液晶パネルで8倍速相当の映像を表示する「モーションフローXR480」が利用できる。

インパルスモード

4コマのうち3コマ分の時間、バックライトをオフにする「インパルスモード」

 HX850/750ともに、新しいパネル駆動方式として「インパルスモード」が導入された。これは映像をなめらかに表示する「スムーズモード」と対極に位置する駆動方式で、4倍速駆動(4コマ)に対して、うち3コマでバックライトをオフにすることで、映像をくっきりと表示させるもの。スポーツなどの速い映像に対してこのモードを適用するとブレない映像になる。

「KDL-32EX550」

「KDL-32EX550」

EX550/540のフレームデザイン

「KDL-26EX540」の540シリーズはブラックとホワイトの2色展開

 4月20日発売予定の「EX550」と「EX450」は、画面サイズとスタンドのデザインが異なる以外、基本機能は同等となる。画像処理エンジンにはX-Realityを採用し、液晶パネルは等倍駆動(60Hz)だ。

「Sony Entertainment Network」のトップ画面

「Sony Entertainment Network」のトップ画面

 HX850/750は無線LANを内蔵、EX550/450は別売のアダプターで無線LANに対応する。そして、いずれも同社の新しいテレビ向けネットサービス「Sony Entertainment Network」(SEN)が利用可能だ。

テレビ番組を配信する「テレビ ドガッチ」

テレビ番組を配信する「テレビ ドガッチ」(6月以降提供開始)

TBSで放送された「世界遺産」から厳選された50本を視聴できる

TBSで放送された「世界遺産」から厳選された50本を視聴できる(3月28日提供開始)

「日本経済新聞 電子版」の映像ニュースも視聴できる

「日本経済新聞 電子版」の映像ニュースも視聴できる(3月28日サービス開始)

ご当地グルメのおとり寄せや宿の予約、ファッションアイテムの購入などが行なえる「ブラビア ネットショッピングモール」

ご当地グルメのおとり寄せや宿の予約、ファッションアイテムの購入などが行なえる「ブラビア ネットショッピングモール」(3月28日サービス開始)

 SENは、従来の「ブラビアネットチャンネル」「アプリキャスト」「Skype」といったネット関連機能を1つにまとめたもの。新たに「テレビ ドガッチ」や「世界遺産」といった映像コンテンツの拡充に加え、イオン、ニッセン、近畿日本ツーリストなどが参加するネットショッピング、健康管理(ダイエット)ができる「あすけん」、テレビでカラオケが楽しめる「JOYSOUND.TV」といったサービスを用意する。

「KDL-40HX65R」

 4月20日発売予定のHX65Rは、同社の最新BDレコ「BDZ-AT950W」と同等の機能を内蔵した液晶テレビ。ただし、AT950Wの内蔵HDDは1TBだが、本機の内蔵HDDは500GBとなる。

 別売のアダプターで無線LANに対応し、現在放送中の番組配信など3月28日から実施予定のBDZシリーズの機能強化(アップデート)と同等の機能を搭載する。

 なお、SENについては映像・音楽コンテンツのみに対応する。

 全機種とも外付けHDDへの番組録画が可能。HX850/750/65RについてはWチューナー構成で裏番組の録画が可能だ。

 発売日と予想実売価格は以下の通り。

機種名 画面サイズ 発売日 予想実売価格
KDL-55HX850 55V型(フルHD) 5月25日 30万円前後
KDL-46HX850 46V型(フルHD) 5月25日 23万円前後
KDL-40HX850 40V型(フルHD) 5月25日 16万円前後
KDL-55HX750 55V型(フルHD) 4月20日 27万円前後
KDL-46HX750 46V型(フルHD) 5月25日 20万円前後
KDL-40HX750 40V型(フルHD) 5月25日 13万円前後
KDL-32HX750 32V型(フルHD) 5月25日 10万円前後
KDL-32EX550 32V型(WXGA) 4月20日 7万円前後
KDL-26EX540 26V型(WXGA) 4月20日 6万5000円前後
KDL-22EX540 22V型(WXGA) 4月20日 5万円前後
KDL-46HX65R 46V型(フルHD) 4月20日 23万円前後
KDL-40HX65R 40V型(フルHD) 4月20日 16万円前後
KDL-32HX65R 32V型(フルHD) 4月20日 14万円前後

新型の3Dメガネも登場。チタンフレームを採用し、重量が34gと軽量なのが特徴だ。

新型の3Dメガネ「TDG-BR750」も登場(5月25日発売予定、予想実売価格8000円前後)。チタンフレームを採用し、重量が34gと軽量なのが特徴だ。

壁寄せスタンドの「SU-FL75」(4月20日発売予定、予想実売価格3万円前後)

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