IIJは、10月1日より「三鷹データセンター」の運用を開始する。渋谷、練馬などに続き、都内で7カ所目のデータセンターだ。
同社のクラウドサービス「IIJ GIOサービス」で提供するサーバーとユーザーのネットワークを接続する場合などに、ユーザー専用機器を収容する個別ラックを利用したいというニーズが多いという。そこで、都心からアクセスのよい三鷹データセンターでは、IIJ GIOのユーザー向けに安価な個別ラックとインターネット接続回線を提供する。
また本データセンターでは、従来のビル型データセンターと比較してラックあたりの電気容量を増やすことで、1ラックに約2倍のサーバーを搭載できるという。
IIJでは、「松江データセンターパーク」のようなコンテナ型データセンターも開設しているが、バックアップサイトや災害時でも停電のない安定した環境を求めるコロケーションのニーズも高まっている。このニーズに応えるため、首都圏や関西地方を中心にビル型データセンターの展開も進めているという。