屋外でケータイを見ていると、画面がとても見えづらいことがある。ケータイには周囲の明るさに合わせて自動的にディスプレイの明るさを調整するセンサーが搭載されているのが一般的だし、液晶の改良、有機ELの採用と様々な工夫も聞く。今回はディスプレイの種類や画面の明るさでどこまで「見やすさ」が違うのか試してみた。
有機EL、NEWモバイルASV液晶(+メモリ液晶)
普通の液晶の3台を比較
今回用意したのはNTTドコモの有機EL採用「P-05B」、auのごく普通の液晶を採用したau「URBANO MOND」、サブディスプレーにメモリ液晶、メインにNEWモバイルASV液晶を採用したソフトバンク「944SH」の3台だ。
この3台を屋外(多摩川の河川敷)に持ち出して、日光を思い切り当てて比較してみた。といってもテストしたのは数あるケータイの中で3台。今回の結果はあくまで筆者の主観として理解していただきたい。
有機ELの表示色は確かに“濃い”
画面の明るさを最大の「5」と最小の「1」、そして明るさの自動調節センサーをオンにした場合の3パターンを比較した。文字の見やすさの印象が以下の表だ。
P-05B(有機EL) |
URBANO MOND (TFT液晶) |
944SH (NEWモバイルASV液晶) |
944SH(メモリ液晶) | |
---|---|---|---|---|
明るさ最大 | 濃い | 角度を変えると薄い | 有機ELに近い濃さ | 輝いている |
明るさ最小 | 薄く白っぽい | 薄暗い感じ | なんとか見える | ― |
自動センサー | かなり明るい | 適度な明るさ | 少し暗い | ― |
正直テスト前はそんなに違わないのではないかと思っていたが、見比べると相当違って面白い。全体的に言えるのは、当たり前とはいえ屋外では画面は明るいほうが見やすい。画面が暗いとケータイを顔のすぐ前に持ってこないといけない。省エネ設定などで画面を暗くしている場合は注意したい。
自動調節センサーについては、個人的には今回「画面の明るさを最大」にしたほうが見やすかった。普段使っている環境とは違う状況なので、一概にはいえないだろうが、デフォルトの設定はセンサーがオンのケータイがほとんどだろうから、屋外で見えづらいと思う人は、センサーのチェックを外して明るさを最大にするのも手かもしれない(もちろんバッテリは持たなくなるが)。
それではさらに具体的な違いを各機種の紹介とともに見ていこう。
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