日本HPからノートPC夏モデルが4ラインナップ発表された。今回発表の機種はすべて、OSが64bit版のWindows 7(Home PremiumまたはProfessional)となっている。また、本体の新テクスチャー採用や無線LANスイッチのキーボードへの統合など、デザインを一新している。
15.6型ワイド液晶(1366×768ドット)を搭載するダイレクト販売モデル「Pavilion Notebook PC dv6i」は、CPUに従来のCore i7-720QM(1.60GHz、TB時最大2.80GHz)に加え、Core i5-450M(2.40GHz、TB時最大2.66GHz)、Core i3-350M(2.26GHz)を選択できるようになった。
また従来のHDD(320/500GB)に加えて、160GB SSDの選択も可能となり、メモリーも2/4GBに加え8GBも選択できるようになった。
グラフィックスは従来、CPU内蔵機能か「NVIDIA GeForce GT 230M」が選択可能だったが、新機種ではGeForceに代わって「ATI Mobility Radeon HD 5650」が選択できるようになった。光学ドライブはDVDスーパーマルチドライブか記録型BDドライブが選択できる。
従来と同様にALTEC LANSINGブランドのステレオスピーカーを搭載。ドルビーのPC向けプログラムである「Dolby Advanced Audio」に対応しており、バーチャルサラウンドや音に最適化、損なわれた高音の復元といった機能が利用できる。
そのほか、本体カラーはシャンパンゴールドとブラックチェリーから選択できるようになった。本日から発売を開始し、最小構成価格は約7万円からとなる。
同じくダイレクトモデルで15.6型ワイド液晶(1366×768ドット)を搭載する「Pavilion Notebook PC dv6a」は、AMDの最新プラットフォーム「Danube」を採用。CPUはAMD V120(2.20GHz)/Athlon II デュアルコア P320(2.10GHz)/Phenom II クアッドコア P920(1.6GHz)から選択できる。
グラフィックスは従来の「ATI Mobility Radeon HD 4200」から、dv6iと同じくATI Mobility Radeon HD 5650またはチップセット内蔵機能を選択可能。メモリーは従来の2/4GBに加え8GBが、HDDは従来の500GBに加えて320GBが選択できるようになった。
dv6iの店頭販売モデルと言える「Pavilion Notebook PC dv6p」は、CPUはCore i5-450M、メモリーは4GB、HDDは500GB、光学ドライブはDVDスーパーマルチドライブというスペック。液晶はdv6iと同じく15.6型ワイド(1366×768ドット)でグラフィックスはCPU内蔵機能を使用。発売日は6月11日で、予想実売価格は12万円前後。
店頭モデルはもう1機種、デザインが特徴的な「HP G62 Notebook PC」が登場。成型、色/模様つけ、コーティングを1回で行なう「HP Imprint」技術により、本体表面に繊細なテクスチャーが施されている。
春モデルでは、Core i3-330M(2.13GHz)、4GBメモリー、500GB HDDを搭載する1機種のみだったが、新機種はCore i5-450Mを搭載する機種(予想実売価格8万円前後)とCeleron T3300(2GHz)を搭載する機種(同6万5000円前後)を用意。どちらもメモリーは2GB、HDDは320GB、光学ドライブはDVDスーパーマルチドライブとなっている。発売日は6月11日。