この猫写真連載がはじまったのが2007年5月。なんと4年目に突入である。おそろしや。みなさま見てくださってありがとうございます。
毎週毎週テーマを決めて猫写真を何枚も引っ張り出してきてるわけだが、テーマなんて無限にあるわけでもなく……いや無限かもしれないが発見できるかどうかはまた別。
そういうときは同じテーマを繰り返す。2007年に3回ほどやった「多摩川猫」再び、である(関連記事1、関連記事2、関連記事3)。
川縁の猫はおおむね元気である。多摩川のように広い河原を持ち、時折自然が残る場所は特にそうだ。自由に走り回れるし、夜は人がいないし、水にも食べ物にも隠れ場所にも(たぶん)困らない。
だから住宅街の猫に時折見られる荒んだ感じも極端な警戒心もない。不用意に近づかない限り、くつろいだ姿を見せてくれるからだ。こんな風に日当たりのいい斜面で日向ぼっこ。
護岸されたコンクリートの斜面は人間が昼寝しても気持ちいい。まして猫をや。でも撮っていたら気配を感じてじろっと睨まれました。すまん。
この猫、その半年前にもいた。人間に餌をもらっているらしく、触らしてはくれないが、けっこう気前よく顔を出してくれるのだ。きりっとしててかっこいい。
広い河原の草むらは猫のお昼寝に最適である。ぐるっと見渡すと昼寝仲間がそこかしこにいる。のんびり昼寝しつつ、警戒心を怠らないのが猫。
猫っていつも寝ているけど、危険を感じたら即座に起きられるようになっているらしい。人だと寝ているときから起きているときへ移行するのに、ほにゃっとした寝ぼけた時間があるんだけど、猫はシャキッと起きるのだ。
飼い猫だと「どう見ても寝ぼけてるじゃん」な姿も見せるけど、それだけ警戒心なく寝てるんでしょう。
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