このGW、とってもショックなことがあったのである。「にーに」がベッドの奥に隠れて、顔を出してくれなかったのだ。以前は、あれだけ誰とでも馴染み、ソファに座れば5秒で飛び乗ってきたのに。
この連載でも何度か登場しているけど、おさらい。事の顛末はこうだ。
2005年末から翌年早々あたり、都内某公園に何匹もの仔猫が捨てられ、その中に鼻の周りがごましおな猫がいた。そのあたりで地域猫の世話をしているボランティアさんに保護され、「にーに」と名付けられ、無事去勢もされた(関連記事)。
やがて誰の膝にものっかる「膝のり地域猫」として愛され、2008年、猫を欲しがっていたおばあさんのうちへ貰われていった。めでたしめでたし……かと思いきや、ほどなくそのおばあさんが病気で入院し、行き場をなくしてしまったのである。
そして2009年、暫定的に我が家で引き取ったわけだが(関連記事)、先住猫との折り合いがまったくつかず、隔離して飼わねばならないほどだったのである(関連記事)。
そこへひょっこり。猫を飼いたいという翻訳家のお友達が登場。なんというタイミング。猫を飼うのははじめてだというので、試しに「にーに」とお見合いしてもらうと、なにしろ名だたる膝猫の「にーに」、彼女の膝にいきなりジャンプ。お見合い成立っ。めでたく都会のマンションへ引き取られていったのである。
その彼女がときどきTwitterで見せつけてくれるのが「にーに」の溺愛ぶり。翻訳家さんなので自宅仕事が多く、その際はずっとへばりついてるらしい。
それを写真付きで報告してくれるので矢も楯もたまらず、GWに友達3人で訪問したのだ。日当たりがよくてきれいな都会のお部屋で「にーに」は幸せそうにしてるかな、と。
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