1月21日、エーピーシー・ジャパンはUPS(無停電電源装置)をネットワーク経由で運用監視する「Network Management Card」のファームウェアのアップデートを2月1日に実施すると発表した。これにより、ユーザーインターフェイスの日本語化、IPv6への対応などが行なわれるという。
ファームウェアの公開は、2月中旬以降に延期となりました。(2010年2月2日)
Network Management Cardは、APCのUPS「Smart-UPS」や「Symmetra」に対応するネットワークインターフェイスユニットで、筐体のスマートスロット(拡張スロット)に装着して利用する。Webサーバ機能を内蔵しており、PCのWebブラウザからUPSのステータス管理や設定管理が行なえる。MIB-Ⅱにも対応しているため、SNMPを使った電源管理も可能だ。
初出時、Network Management Cardの対応製品に既に発売終了のUPSが含まれておりましたので、本文を修正いたしました。(2010年1月25日)
Webブラウザによるインターフェイスは英語のみであったが、今回のアップデートにより、日本語、フランス語、中国語など合計9言語に対応。SNMPトラップやメールにも、受信者に応じた言語で通知することが可能になる。
また、これまでのIPv4に加え、IPv6にも対応。これにより、IPv6だけのネットワークにおいても、UPSの遠隔操作が実現するという。
ファームウェアのバージョンアップは無料で、APCジャパンのWebサイトからダウンロードできる。