「宇宙戦艦ヤマト」を始めとする「宇宙戦艦ヤマト」シリーズ劇場版作品の廉価版DVDが11月25日にリリースされる。12月22日に封切られる新作映画「宇宙戦艦ヤマト 復活篇」の前に、今回リリースされる5タイトルを見ておこう。
「宇宙戦艦ヤマト」シリーズの中で、一番の名作はシリーズ第1作の「宇宙戦艦ヤマト」だ。本作冒頭、女声スキャットの流れる中、地球へ向かう敗残の沖田艦を遊星爆弾が追い越していくシーンはアニメ史上屈指の名場面。「だめだ。もう今は防げない。我々にはあの遊星爆弾を防ぐ力はない。あれが我々の母なる地球の姿だとはなぁ……」との沖田十三の呟きは何度聞いても泣けてくる。
元々テレビシリーズの「宇宙戦艦ヤマト」は、相原の望郷エピソードなどの見所が劇場版化で多数カットされている。真に「宇宙戦艦ヤマト」を堪能するにはテレビシリーズも押さえたい。「宇宙戦艦ヤマト」テレビシリーズのDVDは複数のバージョンがリリースされているが、限定版プラモデル付属の「宇宙戦艦ヤマト TV DVD-BOX( 初回限定生産)」を選ぶべき。HDリマスター化により、映像が過去リリースされたDVDの中で最もきれいと言われている上に、付属の限定版プラモデルの出来がイイからだ。
「宇宙戦艦ヤマト TV DVD-BOX( 初回限定生産)」付属の限定版プラモデルは、庵野秀明が原型を監修、第1作放映時の設定原画や加藤直之イラストをベースに、徹底的にプロポーションとディティールにこだわっている。バンダイによると「宇宙戦艦ヤマト TV DVD-BOX」付属プラモデルは、今後単体発売の予定はない。宇宙戦艦ヤマトのプロポーションにこだわる人には見逃せないアイテムだ。
プラモデルを製作する時間が取れない、という人には再販された「ポピニカ魂 宇宙戦艦ヤマト」をオススメしたい。
「ポピニカ魂 宇宙戦艦ヤマト」は、プレイステーション版宇宙戦艦ヤマトなどのデザインがベースのディスプレイモデル。第1作ヤマトの無骨なデザインに対し、「ポピニカ魂 宇宙戦艦ヤマト」は艦外観デザインに潜水艦風の曲線もあり全体的に洗練されたイメージだ。加えて波動砲発射音やLED点灯、主砲旋回など各種ギミックも満載で、買ってすぐ楽しめる完成品。リンク先のヤマトの下に見えているコスモクリーナーD(これだけプラモデル)は、メカコレクションサイズのレアモノ。「ポピニカ魂 宇宙戦艦ヤマト」再販のこの機会にぜひ入手したい。