筆者は発作的な「戦略的衝動買い」が多いが、たまには「計画的衝動買い」することもある。それは、数百グラム以下でキーボード付きのモバイル機器であることがほとんどだ。
今回もシャープの「NetWalker」を発表と同時にヨドバシカメラのオンラインショップで予約してしまった。この手の商品は、出荷が遅れることは多いのだが、滅多に無い1週間も前倒しで出荷されるという幸運に恵まれて手元に届いた。
開梱一番、取り外しの利かない内蔵充電池に充電開始。オーナー名やパスワードなど、Windowsとほぼ同じ手続きを行なうことで、生まれて初めて見るUbuntuの画面がスタートした。しばらくすると、3×3マスのパズルゲームのようにアプリケーションのアイコンがマッピングされた画面が現れる。
そんなセットアップをしながら考えていたのは、NetWalkerをどう活用しようかということだ。
今年になって、メインのモバイルPCをThinkPad X300から、1.1kgという超軽量なThinkPad X200sに買い換えた(関連記事)。ケータイはiPhone 3GからBlackBerryに移行している。そんなこともあって、この2台にNetWalkerを加えて、3台のチームでどう使い分けていくかを決める必要があったのだ。
現在、ThinkPadとBlackBerryは、Googleを基盤としたクラウドコンピューティング的な使い方に移行している(関連記事)。NetWalkerも当然、そのクライアントのひとつとして組み込みたい。
NetWalkerには、FirefoxやThunderbirdに加えて、カレンダーアプリの「Sunbird」、オフィススイートの「OpenOffice」、テキストエディタの「gedit」といった具合に、必要十分なアプリケーションが入っている。といっても残念ながら、Googleを基準に活用している筆者にはFirefoxさえあれば事足りてしまうのだが……。
「戦略的衝動買い」とは?
そもそも「衝動買い」という行動に「戦略」があるとは思えないが、多くの場合、人は衝動買いの理由を後付けで探す必要性に迫られることも多い。
それは時に同居人に対する論理的な言い訳探しだったり、自分自身に対する説得工作であることもある。このコラムでは、筆者が思わず買ってしまったピンからキリまでの商品を読者の方々にご紹介し、読者の早まった行動を抑制したり、時には火に油を注ぐ結果になれば幸いである。
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