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女子校生の上を行く! 携帯電話節約術 第4回

母さん、ケータイはそんなに高くないです!

2009年06月01日 16時00分更新

文● 小林 誠/ゴーズ、ASCII.jp編集部

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とはいえ、親の世代の人たちは
固定電話を解約できないだろう

 しかし、総額でケータイの方が安いと言っても、親が固定電話を解約するかというと正直非現実的だろう。何十年も使ってきた電話番号を簡単に捨てるわけにはいかないし、固定電話に通話する機会も若者よりは多いはずだ(固定電話→固定電話への通話料はケータイ→固定電話に比べると大幅に安い)。

結論その3
一定以上ケータイに電話するなら
固定電話の基本料金を無視してもケータイを持ちたい

 というわけで、固定電話の料金を含めないことにしたのが下のグラフである。

基本料金を含まない価格比較

長く使ってきた電話番号が使える固定電話を解約するのは現実的ではないので、固定電話の基本料金を含めずに価格比較をした。この場合でも、一定以上通話時間が長くなるほどケータイで通話したほうが得になる

 たとえば月1回10分程度の会話しかしないとするならば、

固定電話→ドコモの場合:
294円

固定電話→au、ソフトバンクの場合:
378円

で済む。月々980円を支払ってまで、ケータイを持つ必要性は無いかもしれない。ただし1分あたりの通話代はケータイと同程度で、実は必ずしも「ケータイより固定電話の通話代が安いわけではない」とわかる。

 月10分程度のドライな親子関係なら通話時間が短くても安く済むが、通話時間が長くなるとケータイのような無料通話分がないので割高になっていく。

 具体的にはドコモに92分以上通話するなら固定電話よりau(プランMシンプルなど)のほうが得になる。単価が高いau/ソフトバンク宛で考えると、さらに少ない通話時間が分岐点となる。

 もっともいずれのケースでも30分を超えたあたりから、ケータイと固定電話間の金額差はグッと狭まる。ケータイ宛にある程度以上の時間を通話するのであれば、固定電話のほかにケータイを所有し、そこからケータイに通話しても、あまり損をすることはない、もしくは逆にお得なのだ。

 さて今回は固定電話からごく普通にケータイに電話するケースを考えたが、実は固定電話からケータイに電話する際、お手軽に通話料を安くする方法がある。次回は具体的な方法やどのくらい安くなるかについて見ていこう。

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